図3.3 非同期メッセージング構成(メッセージ保証あり)構成
非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成では、サービス利用側とサービス提供側を疎結合し、サービス提供側へメッセージを渡すだけの業務や処理結果をすぐに返却しない業務で利用できます。非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成に比べて、メッセージの信頼性や順番保証を重視する業務で利用できます。
サービス利用側では、送信した要求メッセージがキューに格納された時点で即復帰するので後続の処理を継続できます。
サービス提供側では、受け取った要求メッセージを処理し、処理結果を返却しません。処理結果をサービス利用側へ返却する必要がある場合は、サービス提供側からサービス利用側へ送信処理が必要となります。
本構成では、キューに格納されたメッセージは不揮発性になるため、サービスの停止やサーバマシンの停止が起きても、キュー内のメッセージは残り続けます。
本構成で利用可能なサービス連携のための接続方式は以下のとおりです。
SOAPメッセージの非同期通信(Oneway)
データベースへの非同期アクセス
ファイルを使用した非同期連携
キュー間転送を使用した非同期連携
ポイント
本構成では、データベースを別マシンに分離して運用することが可能です。