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Systemwalker Operation Manager  Systemwalker for ERPパッケージジョブ連携ガイド SAP ERP編
Systemwalker

3.7 SAP ERP システムジョブの作成

SAP ERP ジョブ連携 動作設定の登録が完了したら、次にSAP ERP システムジョブを作成します。

SAP ERP システムジョブとは、SAP ERP システムで実行されるジョブのことです。SAP ERP システムジョブは、エディタを使って、Systemwalker Operation Manager サーバ上に作成します。ジョブファイルには、コメント、ABAP/4 ステップおよびEXTPGM ステップを記述します。

ABAP/4 ステップとは、SAP ERP システムのコマンド群であるABAP/4 プログラムの実行を行うステップです。ジョブファイルにABAP/4 ステップを記述する時は、行の先頭に“AB:”を指定します。

EXTPGM ステップとは、SAP ERP システム以外のコマンドを実行するステップです。ジョブファイルにEXTPGM ステップを記述する時は、行の先頭に“EX:”を指定します。

以下にジョブファイルの記述例を示します。なお、#はコメントを表します。

# ジョブファイルの例:
#
# @$-l example -x extpgm-target
# ・ セション開設用情報名として example を指定します。
# ・ EXTPGMステップを実行するアプリケーションサーバ名と
# して extpgm-target を指定します。
AB: ABAP/4プログラム名 引数 # ステップ1
EX: EXTPGMプログラム名 引数1 引数2 # ステップ2

ABAP/4 ステップ、EXTPGM ステップの指定方法の詳細は、“r3exec”の説明を参照してください。

ここで作成したSAP ERP システムジョブは、このあと登録するSAP ERP スケジュールジョブのr3exec コマンドに指定します。

指定したSAP ERP システムジョブは、SAP ERP スケジュールジョブによって、SAP ERP システムに投入されます。