SAP ERP ジョブ連携は、Systemwalker Operation Manager サーバに導入します。
「SAP ERP ジョブ連携」と「SAP ERP」は異なるマシンでも導入できます。
クラスタシステムの場合は、運用系および待機系に本製品をインストールします。
インストール環境やインストール手順は、プラットフォームによって異なります。詳細は、各プラットフォーム別に提供されているソフトウェア説明書を参照してください。
旧製品または旧バージョンレベルが導入されている場合
旧製品である「Systemwalker for R/3 ジョブ連携 V5.0L10/V5.0」、または、旧バージョンレベルの本製品「Systemwalker for ERPパッケージ ジョブ連携」の「SAP R/3 ジョブ連携」が導入されている場合、本製品「Systemwalker for ERPパッケージ ジョブ連携」の「SAP ERP ジョブ連携」をインストールするには、旧製品または旧バージョンレベルのアンインストールが必要です。
旧製品または旧バージョンレベルからのアップグレードインストールはできません。また、旧製品と本製品とを混在させることはできません。
旧製品または旧バージョンレベルからシステム環境を引き継ぎたい場合は、以下の手順で本製品に引き継ぐことができます。旧製品または旧バージョンレベルをアンインストールする前に、「セション開設用情報ファイル」を退避し、本製品をインストールした後に復元してください。
手順を以下に示します。
Solaris、Linuxの場合
セション開設用情報ファイルを退避します。
# cd /etc/mjes/r3 <Return> |
旧製品または旧バージョンレベルをアンインストールします。
本製品をインストールします。
セション開設用情報ファイルを復元します。
# cp -p 退避用ディレクトリ/r3passwd /etc/mjes/r3/r3passwd <Return> |
Windowsの場合
セション開設用情報ファイルを退避します。
# CD /D %Operation Managerインストールディレクトリ%\mpmjessv\R3 <Return> |
旧製品または旧バージョンレベルをアンインストールします。
本製品をインストールします。
セション開設用情報ファイルを復元します。
# COPY 退避用ディレクトリ\r3passwd %Operation Managerインストールディレクトリ%\mpmjessv\R3\r3passwd <Return> |
旧バージョンレベルで使用していた「R/3 ジョブ連携 動作設定ファイル」は、任意の場所に格納されていますので、通常は旧バージョンレベルをアンインストールしても削除されません。万一、製品のインストールディレクトリ配下に格納している場合は、「セション開設用情報ファイル」と同様に退避、復元してください。