Systemwalker Operation Manager から、SAP ERP システムのジョブを監視・操作する場合、以下の製品を使ってシステムを構築します。
Systemwalker Operation Manager
Systemwalker Operation Manager は、SAP ERP システムのジョブをスケジューリングし、SAP ERP システムに投入します。また、SAP ERP システムのジョブの監視・操作を行います。
SAP ERP
SAP ERP は、Systemwalker Operation Manager から投入されたジョブを実行します。
SAP ERP ジョブ連携
SAP ERP ジョブ連携は、SAP ERP システムのジョブをスケジューリングしたり、監視や操作を行うための機能を、Systemwalker Operation Manager に追加します。
以下に、Systemwalker Operation Manager とSAP ERP のシステム構成の例を示します。
[アプリケーションサーバを指定して接続する場合]
直接、アプリケーションサーバに接続し、ジョブを実行する構成例です。
[ログオングループを指定して接続する場合]
ログオングループを指定してメッセージサーバに接続し、メッセージサーバ経由で、負荷の低いアプリケーションサーバでジョブを実行する構成例です。
Systemwalker Operation Manager サーバは、TCP/IP を利用して、SAP ERP システムのアプリケーションサーバにネットワーク接続し、ジョブを投入します。
参考
Systemwalker Operation Manager とSAP ERP システムの各構成要素について
上記の図に示したSystemwalker Operation Manager とSAP ERP システムの各構成要素について、以下に説明します。
Systemwalker Operation Manager サーバ
Systemwalker Operation Manager サーバは、ジョブの自動実行やジョブ実行環境などを制御します。
Systemwalker Operation Manager クライアント
Systemwalker Operation Manager クライアントは、Systemwalker Operation Manager サーバの各種情報を登録/変更したり、Systemwalker Operation Manager サーバ上のジョブを監視/操作するために使用します。
データベースサーバ
データベースサーバには、基幹業務のデータとアプリケーションのデータが格納されています。
アプリケーションサーバ
アプリケーションサーバは、データベースサーバに格納されたデータを参照して、データの中に指定されているプログラムを実行します。
ログオングループ
ログオングループは、SAP ERPシステムで指定する、アプリケーションサーバのグループです。
メッセージサーバ
メッセージサーバは、負荷の最も少ないアプリケーションサーバに対して、接続を確立します。
プレゼンテーションサーバ
プレゼンテーションサーバは、データの入力や参照に使用します。