変更内容
9.0.0以降では誤ってrdbsloader、rdbsaloader、rdbsuloader、またはrdbfmtコマンドを実行した場合にその直前の時点までリカバリできるようになりました。これに伴い、Symfoware/RDBシステムがリカバリポイントを自動的に設定するよう変更になりました。
この時、リカバリポイント名に関する以下のメッセージを、コンソールおよびRDB構成パラメタファイルのRDBREPORTで指定したメッセージログファイルに出力します。
qdg14119i: リカバリポイントを設定しました 操作='s*' 対象資源='t*' リカバリポイント名='u*' v*.
非互換
rdbsloader、rdbsaloader、rdbsuloader、またはrdbfmtコマンドを実行した場合に、以下の非互換があります。
アーカイブログの使用量が、コマンドで処理する表のDSIごとに512バイト増加します。これにより、アーカイブログが満杯になる契機が変わります。
テンポラリログ(AIログ域)の使用量が、コマンドで処理する表のDSIごとに512バイト増加します。これにより、テンポラリログファイルの容量不足になる可能性があります。
従来は出力されなかったメッセージ(qdg14119i)が、コンソールおよびRDB構成パラメタファイルのRDBREPORTで指定したメッセージログファイルに出力されるようになります。
対処方法
rdbsloader、rdbsaloader、rdbsuloader、またはrdbfmtコマンドの処理対象DSI数×512(バイト)の増加を見込み、アーカイブログが満杯になる契機が変わることで影響がないかを確認してください。必要であればrdblogコマンドのUオプションおよびaオプションでアーカイブログファイルを追加してください。
rdbsloader、rdbsaloader、rdbsuloader、またはrdbfmtコマンドの処理対象DSI数×512(バイト)の増加を見込み、テンポラリログファイルの容量不足が発生しないかを確認してください。必要であればrdblogコマンドのUオプションおよびtオプションでテンポラリログファイル(AIログ域)のサイズを変更してください。
RDB構成パラメタファイルにRDBREPORTSIZEを指定している場合は、rdbsloader、rdbsaloader、rdbsuloader、またはrdbfmtコマンドの処理対象DSI数×qdg14119iのメッセージ出力バイト数の増加を見込み、メッセージ量の増加に伴う影響がないかを確認してください。必要であればRDBREPORTSIZEに指定する値を見直して変更してください。
参照
RDB構成パラメタファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。