ホスト帳票受信サービスのトレース採取方法を以下に示します。コマンド実行時のロケールはjaを指定してください。Solaris11ではja_JP.eucJPを指定し、LC_ALL環境変数も設定してください。
Linkexpressのサービス停止
以下のコマンドで、Linkexpressのデーモンを停止します。
/opt/FSUNlnkexp/bin/lxstpsys
ホスト帳票受信サービスの停止
以下のコマンドで、ホスト帳票受信サービスのデーモンを停止します。
/opt/FJSVpmmf/bin/stppmmf
トレースレベル設定
以下の設定ファイルを編集してトレースレベルを設定します。
vi /opt/FJSVpmmf/prtmfsv.ini
[Debug] TraceDir=/opt/FJSVpmmf/trace/
Debug=3
TraceSize=4194304 ・ ・ ・
トレースを設定する場合は、[Debug]セクションの値を編集します。
Debugキーに、"3"を設定します。3を設定すると、最大トレースが採取されます。
トレースの出力先となるTraceDirキーの値を確認してください。
ポイント
サイクリックトレース
現象の発生が稀である、またはいつ発生するか分からない等、トレースが長時間になると考えられる場合、サイクリックトレースを指定することを推奨します。
サイクリック指定にすることでトレースファイルのサイズを抑えることができます。
TraceSizeキーに、サイクリックに採取するトレースサイズをバイト単位で指定します。
推奨4096KB以上、2GBよりも少ないサイズを設定してください。
例) TraceSize=4096000
注意
サイクリック指定をしていない場合、トレースファイルは際限なく増大します。
注意
上記のセクション・キー以外の設定値は変更しないでください。
Linkexpressのサービス開始
以下のコマンドで、Linkexpressのデーモンを開始します。
/opt/FSUNlnkexp/bin/lxstrsys
ホスト帳票受信サービスの開始
以下のコマンドで、ホスト帳票受信サービスのデーモンを開始します。
/opt/FJSVpmmf/bin/strpmmf
現象を再現させる
問題となっている操作を行い、現象を再現させます。
現象が発生した時点で即座に操作、運用を停止してください。
トレースは設定ファイルで指定したトレース採取ディレクトリ配下に出力されていますので、この配下のトレースファイルを採取してください。
トレースログを送付
採取したトレースファイルを圧縮して弊社技術員に送付してください。
ホスト帳票受信サービスのインストールフォルダ/DATA 配下に、拡張子「.cjm」のファイルが作成されますので、この「.cjm」ファイルも同時に送付してください。
トレース採取を終了
手順1)~5)にしたがってトレースレベルを3から1に変更し、トレース採取を終了します。