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Interstage List Works V10.1.0 ホスト帳票受信サービス手引書
Interstage

7.1.1 ホスト帳票受信サービスのトレース

ホスト帳票受信サービスのトレース採取方法を以下に示します。コマンド実行時のロケールはjaを指定してください。Solaris11ではja_JP.eucJPを指定し、LC_ALL環境変数も設定してください。

  1. Linkexpressのサービス停止

    以下のコマンドで、Linkexpressのデーモンを停止します。

    /opt/FSUNlnkexp/bin/lxstpsys

  2. ホスト帳票受信サービスの停止

    以下のコマンドで、ホスト帳票受信サービスのデーモンを停止します。

    /opt/FJSVpmmf/bin/stppmmf

  3. トレースレベル設定

    以下の設定ファイルを編集してトレースレベルを設定します。

    vi /opt/FJSVpmmf/prtmfsv.ini

    [Debug]                               
    TraceDir=/opt/FJSVpmmf/trace/
    Debug=3
    TraceSize=4194304 ・ ・ ・

    トレースを設定する場合は、[Debug]セクションの値を編集します。

    Debugキーに、"3"を設定します。3を設定すると、最大トレースが採取されます。

    トレースの出力先となるTraceDirキーの値を確認してください。

    ポイント

    サイクリックトレース

    現象の発生が稀である、またはいつ発生するか分からない等、トレースが長時間になると考えられる場合、サイクリックトレースを指定することを推奨します。

    サイクリック指定にすることでトレースファイルのサイズを抑えることができます。

    • TraceSizeキーに、サイクリックに採取するトレースサイズをバイト単位で指定します。
      推奨4096KB以上、2GBよりも少ないサイズを設定してください。

      例) TraceSize=4096000

      注意

      サイクリック指定をしていない場合、トレースファイルは際限なく増大します。

    注意

    上記のセクション・キー以外の設定値は変更しないでください。

  4. Linkexpressのサービス開始

    以下のコマンドで、Linkexpressのデーモンを開始します。

    /opt/FSUNlnkexp/bin/lxstrsys

  5. ホスト帳票受信サービスの開始

    以下のコマンドで、ホスト帳票受信サービスのデーモンを開始します。

    /opt/FJSVpmmf/bin/strpmmf

  6. 現象を再現させる

    問題となっている操作を行い、現象を再現させます。

    現象が発生した時点で即座に操作、運用を停止してください。

    トレースは設定ファイルで指定したトレース採取ディレクトリ配下に出力されていますので、この配下のトレースファイルを採取してください。

  7. トレースログを送付

    採取したトレースファイルを圧縮して弊社技術員に送付してください。

    ホスト帳票受信サービスのインストールフォルダ/DATA 配下に、拡張子「.cjm」のファイルが作成されますので、この「.cjm」ファイルも同時に送付してください。

  8. トレース採取を終了

    手順1)~5)にしたがってトレースレベルを3から1に変更し、トレース採取を終了します。