Internet Navigware 教材作成キット Professional V9.0
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4.22.6 注意事項
PowerPoint教材変換ツールは、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能を使用してPowerPointプレゼンテーションファイルを変換しています。
PowerPoint教材変換ツールを使用する際には、このことをご理解の上、以下の注意事項をご確認ください。
- PowerPoint教材変換ツールでは一部のPowerPointプレゼンテーションファイルを変換できないことがあります。
また、環境によっては変換したコンテンツファイルが正しく表示されないことがあります。
- PowerPoint教材変換ツールで変換したコンテンツファイルでは、変換前のPowerPointプレゼンテーションファイルに設定された動作(アニメーション等)を再現できない場合があります。
- PowerPoint教材変換ツールは、PowerPointプレゼンテーションファイルの各スライドに設定されているタイトルを抽出して、オンデマンド型教材の学習項目名、フレーム名や、ライブ型教材のフォルダ名として使用します。
スライドのタイトルに半角カタカナ、全角空白、各種記号が使用されている場合、変換された教材は、Internet Navigware 教材作成キットの構成チェックでエラーが検出される場合があります。その場合は、Internet Navigware 教材作成キットで、エラーが報告された項目を修正してください。
- PowerPoint教材変換ツールで変換したコンテンツファイルを表示する際、環境によっては、対応したプラグインなどのソフトウェアを必要とする場合があります。画面の指示に従い、インストールを行ってください。
- PowerPoint教材変換ツールで変換したコンテンツファイルは、編集せずにそのまま教材としてお使いください。
変換後のコンテンツファイル(HTMLファイル等)を編集した場合、正しく表示されないことがあります。
- Microsoft PowerPointのオプション設定において、オプションの初期設定値を変更している場合、PowerPoint教材変換ツールの変換処理に失敗する場合があります。
例:PowerPoint 2003の[ツール]→[オプション]メニュー(PowerPoint 2007の場合[Office]ボタン→[PowerPointのオプション]ボタン)をクリックして表示されるオプション画面の[全般]タブ(PowerPoint 2007の場合[詳細設定])→[Webオプション]ボタン→[ファイル]タブの「可能な場合は長いファイル名を使用する」チェックボックスをオフに変更した場合、PowerPoint教材変換ツールの変換処理に失敗します。
トラブルシューティング
(1)「PPT ファイルから HTML ファイルへの変換に失敗しました。」エラーが発生したり、変換後のファイルを正しく表示できなかったりする。
PowerPoint教材変換ツールは、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能を使用してPowerPointプレゼンテーションファイルを変換しており、一部のPowerPointプレゼンテーションファイルを変換できないことがあります。
Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能(*1)を使用して保存した場合でも同様の現象が発生する場合は、PowerPoint教材変換ツールでは対処することができません。
エラーが発生しないようPowerPointプレゼンテーションファイルを修正していただくか、またはPowerPoint教材変換ツールのコンテンツ種類を指定する画面で「画像ファイル」を選択してください。
なお、「画像ファイル」を選択した場合は静止画像で変換されますので、「HTMLファイル」を選択した場合とは見た目が変わる場合があります。
*1)PowerPoint 2010の場合は、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能がメニューにありません。マイクロソフト社のサポート オンラインで公開されているKB980553に記載された回避策にしたがって、「Web ページとして保存」機能を使用してください。
(2)PowerPoint教材変換ツール機能を使用して作成した教材で、テキストボックスから文字がはみ出したり、文字がずれたり、文字が重なったりする。
マイクロソフト社のサポート オンラインで公開されているKB893014に該当する可能性があります。
あらかじめテキストボックスの幅を十分に広く設定するようにしてください。
また、環境によっては変換したコンテンツファイルが正しく表示されないことがあります。
(1)と同様に、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能を使用して保存した場合でも同様の現象が発生する場合は、PowerPoint教材変換ツールでは対処することができません。
(3)PowerPoint教材変換ツール機能を使用して作成した教材をInternet Explorer 8またはInternet Explorer 9で表示すると、レイアウトが崩れたり、画像が左上に小さく表示されたりする。
オートシェイプやテキスト ボックスなどのオブジェクトをグループ化してアニメーションを設定している場合は、マイクロソフト社のサポート オンラインで公開されているKB976722に該当する可能性があります。
グループ化を解除することで回避できる可能性があります。
また、環境によっては変換したコンテンツファイルが正しく表示されないことがあります。
(1)と同様に、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能を使用して保存した場合でも同様の現象が発生する場合は、PowerPoint教材変換ツールでは対処することができません。
(4)PowerPoint教材変換ツール機能を使用して作成した教材で、アニメーションが正常に動作しない。
変換前のPowerPointプレゼンテーションファイルに設定された動作(アニメーション等)を再現できない場合があります。
以下の場合に正常に動作しなかった事例があります。
- Internet Explorerのインターネット オプションで[詳細設定]-[Web ページのアニメーションを再生する]をオフにしている場合。
- Office アニメーション ランタイムまたはMicrosoft PowerPointをインストールしていない場合。
※Office アニメーション ランタイムはマイクロソフト社からダウンロード可能です。
- Internet Explorerのアドオンを無効にしている場合。
※Internet Explorerのセキュリティレベルによってもアドオンが動作しない場合があります。
また、PowerPoint 2003やPowerPoint 2007の場合、PowerPoint教材変換ツール機能を使用して教材を作成する前に、Microsoft PowerPointのオプション設定において、
[ツール]→[オプション]メニュー(PowerPoint 2007の場合[Office]ボタン→[PowerPointのオプション]ボタン)をクリックして表示されるオプション画面の
[全般]タブ(PowerPoint 2007の場合[詳細設定])
→[Web オプション]ボタン
→[全般]タブ
の[ブラウズ時にスライド アニメーションを表示する]をオフにしている場合は、アニメーションが動作しません。
(1)と同様に、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能を使用して保存した場合でも同様の現象が発生する場合は、PowerPoint教材変換ツールでは対処することができません。
(5)PowerPoint教材変換ツール機能を使用して作成した教材で、コンテンツの背景が黒色になる。
PowerPoint 2003やPowerPoint 2007の場合、PowerPoint教材変換ツール機能を使用して教材を作成する前に、Microsoft PowerPointのオプション設定において、
[ツール]→[オプション]メニュー(PowerPoint 2007の場合[Office]ボタン→[PowerPointのオプション]ボタン)をクリックして表示されるオプション画面の
[全般]タブ(PowerPoint 2007の場合[詳細設定])
→[Web オプション]ボタン
→[全般]タブ
の[スライド ナビゲーション コントロールを追加する]で[色]の設定が「黒地に白いテキスト」になっている場合は、コンテンツの背景が黒色になります。
「ブラウザの色」などに変更してからPowerPoint教材変換ツール機能を使用して教材を作成してください。
なお、(1)と同様に、Microsoft PowerPointの「Web ページとして保存」機能を使用して保存した場合でも同様の現象が発生する場合は、PowerPoint教材変換ツールでは対処することができません。
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