Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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第2部 システム管理編> 第20章 セキュリティ

20.7 受講コースのアクセス制限

コース情報のオプションの設定により、社内/社外からのアクセスによる受講の可否を制御することができます。この制御のためには、社内からのアクセスなのか、社外からのアクセスなのかを判別する必要があります。
その判別は、Internet Navigware のリクエストを呼び出したときの、呼び出し元クライアントのIP アドレスで行います。
呼び出し元クライアントのIP アドレスと判別用IP アドレスを比較して一致した場合は、社内からのアクセスと見なします。判別用IP アドレスを指定していない場合は、すべて社外からのアクセスと見なします。

判別用のIPアドレスは、環境設定ファイルNavigwareResources.propertiesで設定を行います。

Windows版では、環境設定ツールの [サーバ]-[セキュリティ]-[受講コース]ページで設定します。

プロパティ

説明

check.remoteaddress

社内からのアクセスかどうかを判別するための、IP アドレスを指定します。
IPアドレスは、正規表現で指定できます。

以下に指定例を示します。

呼び出し元クライアントのIPアドレスが「10.124.72.10」であるときに、社内からのアクセスと見なすという場合は、以下のように指定します。

check.remoteaddress=^(10\.124\.72\.10)$


呼び出し元クライアントのIPアドレスが「10.124.72.10」または「10.124.72.11」であるときに、社内からのアクセスと見なすという場合は、以下のように指定します。

check.remoteaddress=^(10\.124\.72\.10|10\.124\.72\.11)$


呼び出し元クライアントのIPアドレスが「10.124.47.10」、「10.124.72.1」〜「10.124.72.255」であるときに、社内からのアクセスと見なすという場合は、以下のように指定します。

check.remoteaddress=^(10\.124\.47\.10|10\.124\.72\.\d+)$


すべての IP アドレスについて社内からのアクセスと見なすという場合は、以下のように指定します。

check.remoteaddress=^(\d+\.\d+\.\d+\.\d+)$



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