本章では、申請プロセスのメッセージとその意味について説明します。
申請プロセスの回送時にエラーが発生すると、Interstageのコンテナログにメッセージが出力されます。
メッセージは、Interstage管理コンソールを利用して、以下のワークユニットのログを表示すると参照できます。
RCXCT_MyPortal
意味
不正なリクエストです。
対処方法
申請プロセスの処理に必要な情報がリクエストに含まれていません。
Webブラウザに"証明書のエラー"と表示されている場合
Webブラウザへ証明書をインストールしてください。Webブラウザへの証明書のインストールの詳細については、「導入ガイド CE」の「ブラウザへの証明書のインポート」を参照してください。また、証明書をインポートしていても「導入ガイド CE」の「HTTPS通信」の設定が正しく行われていないと、証明書の警告が出る場合があります。その場合に、警告に対して複数回クリックすると本エラーが発生する場合があります。「HTTPS通信」の設定を正しく行い、証明書の警告が出ないようにするか、複数回クリックしないようにしてください。
上記以外の場合
L-Platform管理画面からのリクエストかどうか確認してください。
意味
審査者が登録されていない、IFlowUsersグループに追加されていない、またはディレクトリサーバと接続できません。
対処方法
審査者が登録されているかどうか、ディレクトリサーバを確認してください。審査者が登録されていない場合は、審査者を登録してください。登録方法の詳細については、「運用ガイド CE」の「申請プロセスの審査者の登録」を参照してください。
審査者が登録されている場合は、ディレクトリサーバの設定に誤りがないか確認してください。確認方法の詳細については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「rcxadm authctl」を参照してください。設定が正しい場合は、ディレクトリサーバが正常に動作しているかを確認してください。
兼任管理者で申請している場合は、IFlowUsersグループに追加されているか確認してください。
IFlowUsersグループに追加されていない場合は、IFlowUsersグループに追加してください。追加方法については、「導入ガイド CE」の「インフラ管理者/兼任管理者をIflowUsersグループに追加」を参照してください。
意味
SSOの設定に誤りがあります。
対処方法
「導入ガイド CE」の「シングルサインオンの導入と設定」を参照し、設定に誤りがないかを確認してください。
意味
申請プロセスのModelAPIで例外が発生しました。
対処方法
メッセージ詳細を確認し、以下の対応を実施してください。
WFServerExceptionが発生している場合
Systemwalker Runbook Automationに接続できません。Systemwalker Runbook Automationが起動しているか確認してください。
ModelInternalExceptionが発生している場合
プロセスインスタンスの作成に失敗しました。
メッセージ詳細内に、VSYSAPIConnectionExceptionがある場合、L-Platform管理機能が起動しているかどうか、接続できるかどうかを確認してください。
メッセージ詳細内に、VSYSAPIResponseExceptionがある場合、エラー内容について、「第14章 VSYSで始まるメッセージ」で確認して対処してください。
上記以外の場合
技術員に連絡してください。
意味
申請プロセスの設定ファイルに誤りがあります。
対処方法
申請プロセスの設定ファイルに誤りがないかを確認してください。
【Windows】
<本製品のインストールディレクトリ>\RCXCTMG\MyPortal\config\application_process.properties
【Linux】
/etc/opt/FJSVctmyp/config/application_process.properties
意味
プロセス定義に誤りがあります。
対処方法
以下の申請プロセスの設定ファイルに誤りがないかを確認してください。
【Windows】
<本製品のインストールディレクトリ>\RCXCTMG\MyPortal\config\application_process.properties
【Linux】
/etc/opt/FJSVctmyp/config/application_process.properties
意味
リソース管理との接続で問題が発生しました。
対処方法
以下のファイルのリソース管理の設定に誤りがないか確認してください。
【Windows】
<本製品のインストールディレクトリ>\RCXCTMG\SecurityManagement\conf\sop_user_manager.properties
【Linux】
/etc/opt/FJSVctsec/conf/sop_user_manager.properties
確認する設定
ror.rest.url
リソース管理が正常に動作しているかを確認してください。
起動方法については、「導入ガイド CE」の「マネージャーの起動と停止」を参照してください。
Interstage 管理コンソールを使用して、ワークユニットRCXCT_MyPortalの環境設定でJavaVM オプションに以下の指定があることを確認してください。
-Dcom.fujitsu.rcxctmg.swrbaflow=<本製品のインストールディレクトリ>\IBPM
指定されていない場合は、ワークユニットを停止し、JavaVMオプションに上記を指定後、ワークユニットを起動してください。
テナント利用者/テナント管理者で申請している場合は、[回送画面]画面で回送先に指定したテナント管理者が存在するかどうか、テナント管理画面で確認してください。
兼任管理者で申請している場合は、[回送画面]画面で回送先に指定した兼任管理者が存在するかどうか、[リソース]タブで確認してください。
意味
テナント管理者が登録されていません。
対処方法
テナント管理者が登録されているかどうか、テナント管理画面で確認してください。
意味
L-Platform管理機能APIに接続できません。
対処方法
L-Platform管理機能APIとの接続に誤りがないか確認する必要があります。
L-Platform管理機能が起動しているかどうか、接続できるかどうかを確認してください。
意味
L-Platform管理機能APIのレスポンスに誤りがあります。
対処方法
メッセージ詳細を確認し、エラー内容について、「第14章 VSYSで始まるメッセージ」で確認して対処してください。
対処後に必要に応じて、recoverService (L-Platform申請の無効化)コマンドを実行してください。
コマンドの詳細については、「リファレンスガイド CE」の「recoverService (L-Platform申請の無効化)」を参照してください。