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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編

5.3 cfmg_importlserver(L-Serverの取り込み)

名前

【Windows】

本製品のインストールディレクトリ\RCXCFMG\bin\cfmg_importlserver -L-Serverの取り込み

【Linux】

/opt/FJSVcfmg/bin/cfmg_importlserver -L-Serverの取り込み

形式

cfmg_importlserver -user ユーザーID -org テナント名 -lserver L-Server名 [-image クローニングイメージID] [-os ソフトウェアID] [-vmpool VMプール名] [-storagepool ストレージプール名] [-host ホスト名]

機能説明

指定したL-Server名のL-ServerをL-Platformとして取り込みます。

注意

  • 1 L-Platformに対して1サーバだけ取り込むことができます。

  • 本コマンドで生成されたL-Platformテンプレートは、テンプレート管理画面では表示されません。

  • 2.13 cfmg_listtemplate(テンプレート情報の一覧表示)」コマンドおよび「2.5 cfmg_listimageinfo(イメージ情報の一覧表示)」コマンドに、-aオプションを指定することにより表示できます。

  • ディスクインデックスが2のデータディスクを取り込むことはできません。

  • NICがないL-Serverを取り込むことはできません。

  • テナント配下に存在しているL-Serverを、他のテナントに取り込むことはできません。

  • テナントフォルダー配下以外に存在しているL-Serverを取り込みする場合、取り込み対象のL-Serverの電源をOFFにする必要があります。

オプション

-user

取り込みするL-Platformに設定するユーザーIDを指定します。

-org

取り込みするL-Platformに設定するテナント名を指定します。

-lserver

取り込み対象のL-ServerのL-Server名を指定します。

L-Serverがフォルダー配下に存在する場合は、絶対パス表記で指定する必要があります。

取り込むことができるのは1階層目までのフォルダー配下のL-Serverだけです。

2階層以上のフォルダー配下のL-Serverを取り込みする場合は、リソース管理のRORコンソールで、事前に1階層以下の位置にL-Serverを移動してください。

L-Serverがルート直下に存在する場合は、先頭の「/」は省略可能です。

-image(省略可)

取り込みするL-Serverにイメージ情報を設定したい場合にクローニングイメージIDを指定します。

指定しなかった場合は、デフォルトのイメージ情報が利用されます。

ソフトウェア情報やパッチ情報を管理したい場合は、「2.6 cfmg_addimageinfo(イメージ情報の登録)」コマンドで、事前にイメージ情報を取り込みしてから、本コマンドに指定してください。

クローニングイメージが存在しない場合には、「2.6 cfmg_addimageinfo(イメージ情報の登録)」コマンドに-nオプションを指定して、イメージ情報を取り込みしてください。
通常のイメージ情報を指定した場合、そのイメージ情報を削除するには、取り込みしたL-Platformを返却する必要があります。

-os(省略可)

取り込みするL-Serverに設定するOSのソフトウェア情報のソフトウェアIDを指定します。

-imageオプションを指定している場合は、指定しても無視されます。

OS以外のソフトウェア情報を指定することはできません。

本オプションおよび-imageオプションの両方を省略した場合は、ソフトウェアIDが「SW00000001」の情報が設定されます。

デフォルトでは、以下のOSの情報となります。

・「Windows Server 2008 Standard (32bit)」

ソフトウェアIDは、「2.1 cfmg_listsoft(ソフトウェア情報の一覧表示)」コマンドで参照することができます。

-vmpool(省略可)

取り込みするL-Serverに設定するVMプール名を指定します。

VMプール名は絶対パス表記で指定する必要があります。

(例) /VMPool

指定しなかった場合は、VMプール名は設定されません。

メータリング機能を利用している場合、指定しないとVMプールに関連するCPUやメモリに対するメータリング計算ができません。

-storagepool(省略可)

取り込みするL-Serverに設定するストレージプール名を指定します。

ストレージプール名は絶対パス表記で指定する必要があります。

(例) /StoragePool

複数のディスクが存在する場合は、ディスク番号の順番にカンマ区切りで指定してください。

指定したストレージプール名よりも、ディスク数が多い場合、余ったディスクには、最後尾に指定したストレージプール名が設定されます。

指定しなかった場合は、ストレージプール名は設定されません。

メータリング機能を利用している場合、指定しないとストレージプールに関連するディスクに対するメータリング計算ができません。

-host(省略可)

取り込みするL-Serverに設定するホスト名を指定します。

指定しなかった場合は、ホスト名生成方式に従って自動生成されます。

必要な権限・実行環境

権限

OSの管理者権限をもつインフラ管理者

実行環境

管理サーバ

使用例

【Windows】
C:\Users\Administrator> C:\Fujitsu\ROR\RCXCFMG\bin\cfmg_importlserver -user user3 -org div3 -lserver lsv3
<?xml version="1.0" encoding="Windows-31J"?>
<result>
        <templateId>template-12fe41c4b58</templateId>
        <vsysId>div3-WCJHJJO0R</vsysId>
</result>
【Linux】
# /opt/FJSVcfmg/bin/cfmg_importlserver -user user3 -org div3 -lserver lsv3
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
        <templateId>template-12fe41c4b58</templateId>
        <vsysId>div3-WCJHJJO0R</vsysId>
</result>

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0

L-Platform ID、テンプレートIDを出力します。

0以外

エラーが発生しました。