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Interstage Business Application ServerV10.1.0 インストールガイド
Interstage

4.5.1 インストール前の作業

本ソフトウェアをインストールする前に、以下の確認を行ってください。

  1. 本ソフトウェア(古いバージョンなど)がインストールされていないことを確認します。

    # pkginfo -l FJSVmqdb 
  2. 上記の操作で、パッケージが出力された場合はすでにインストールされていますので、出力されたパッケージをシステムから削除します。パッケージの削除方法は、“6.4 MQ連携サービスのアンインストール”を参照してください。

  3. 本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、“2.6 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。

  4. MQ連携サービスを使用する際には、以下のシステムパラメタのチューニングを行ってください。

    表4.16 MQ連携サービスの使用時にチューニングが必要なシステムパラメタ

    項番

    チューニングが必要なシステムパラメタの種類

    MQ連携サービスの動作に必要な値

    1

    project.max-shm-memory

    以下の値を既存のproject.max-shm-memory値に加算してください。project.max-shm-memory値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

    (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) × 40

    2

    project.max-shm-ids

    以下の値を既存のproject.max-shm-ids値に加算してください。project.max-shm-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

    起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

    3

    project.max-sem-ids

    以下の値を既存のproject.max-sem-ids値に加算してください。project.max-sem-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

    (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQDBRIDGEの操作コマンド数

    4

    process.max-msg-qbytes

    以下の値よりも既存のprocess.max-msg-qbytes値が小さい場合には、以下の値に設定してください。process.max-msg-qbytes値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。

    2048

    5

    project.max-msg-ids

    以下の値を既存のproject.max-msg-ids値に加算してください。project.max-msg-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

    起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

    6

    process.max-msg-messages

    以下の値を既存のprocess.max-msg-messages値に加算してください。process.max-msg-messages値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

    起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1

    7

    max_nprocs(プロセス数)

    以下の値を既存のmax_nprocs値に加算してください。max_nprocs値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。

    (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQDBRIDGEの操作コマンド数