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Interstage Big DataComplex Event Processing ServerV1.0.0 開発リファレンス
Interstage

3.4 エラー処理

イベント送信アプリケーションで異常を示す応答メッセージを受信した場合、異常ケースに応じた対処を実施してください。

なお、一般的なSocket通信(TCP/IP)に関わるエラー処理については、開発者自身で対応してください。

CEPサーバ未起動

CEPサーバ上でcepdispengコマンド(-aオプション指定)を実行し、CEPエンジンが起動しているかを確認します。なお、Socketアダプターを使用している場合は、指定したTCPポートで待ち受けているCEPエンジンが起動しているかをコマンド表示結果で確認します。

起動していなければ、cepstartengコマンドを使用して起動してください。

フォーマット異常

イベント送信アプリケーションから送信したメッセージのデータフォーマットが、「3.2 イベントデータについて」の内容に沿っているかを確認します。また、入力アダプター種別に応じた送信メッセージの指定方法に従っているかを確認します。

誤りがあれば、イベント送信アプリケーションの実装を修正してください。

設定内容の不一致(イベントタイプIDの不一致)

CEPサーバ上でcepdispengコマンド(-iオプション指定)を実行し、送信メッセージのイベントタイプIDとCEPエンジンに配備しているイベントタイプ定義(開発資産ID)が一致しているかを確認します。

誤りがあれば、一致するように修正してください。

設定内容の不一致(イベントデータ形式の不一致)

CEPサーバ上でcepgetrscコマンド(eventtypeおよび-nオプションを指定)を実行し、送信メッセージのイベントデータ形式(CSVまたはXML)と配備されているイベントタイプ定義のイベントデータ形式が一致しているかを確認します。

誤りがあれば、一致するように修正してください。

処理結果異常(デコードエラー)

イベント送信アプリケーションから送信したイベントデータの文字エンコーディングが指定した文字セットと同じであるかを確認します。

異なっていれば、同じ文字セットを指定してください。

処理結果異常(ログ出力失敗)

CEPサーバ上でシステムログまたはエンジンログを参照し、エラー詳細情報を確認します。

「メッセージ集」を参照して、対処してください。

ビジー状態

CEPサーバ上でシステムログまたはエンジンログを参照し、入力アダプターの高負荷状態が一時的なものか、恒久的なものかを確認します。

「メッセージ集」を参照して、対処してください。

参照

cepdispengコマンド、cepstartengコマンド、およびcepgetrscコマンドの詳細については、「ユーザーズガイド」の「第8章 コマンドリファレンス」を参照してください。