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Interstage Big DataComplex Event Processing ServerV1.0.0 開発リファレンス
Interstage

2.4.2 パス式

XML形式の入力イベントにおける、特定の要素ノードの位置を指定します。

XMLデータの階層構造にある要素名を用いて指定します。


パス式の定義を以下の図に示します。


パス要素

パス要素は、XMLデータの要素ノードを識別するものです。

パス要素の説明を以下の表に示します。

パス要素

説明

要素名

要素ノードの名前を意味します。

*

上位ノード直下のすべての要素ノードを意味します。


パス演算子

パス演算子は、パス要素のつながりを表現します。

パス演算子の説明を以下の表に示します。

パス演算子

説明

/

上位ノード配下にあるノードが対象となります。

//

上位ノード配下の任意の階層にあるすべてのノードが対象となります。


注意

  • パス式には、“//”とアスタリスク(*)を続けて記述できません。

  • “/*”だけのパス式は指定できません。

  • 検索式のキーワードにパターンを指定したときだけ、パス式の最後にパス演算子“//”を指定できます。

以下のXMLに対するパス式の記述例を示します。

<company>
    <name>fujitsu</name>
    <employee>
        <name>tanaka</name>
        <id>2000</id>
    </employee>
</company>


/company/employee/name

“ルートノード”配下の“company要素ノード”配下の“employee要素ノード”配下の“name要素ノード”を示します。図中の(1)を指します。


//name

“ルートノード”配下の任意の階層にある“name要素ノード”を示します。図中の(1)および(2)を指します。


/company/*/id

“ルートノード”配下の“company要素ノード”配下の任意の要素ノード(図では“name要素ノード”か“employee要素ノード”)配下の“id要素ノード”を示します。図中の(3)を指します。