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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

3.5.4 論理ノードを登録

機能説明

構成管理データベース(Configuration Management Data Base)に新規に論理ノードの構成要素(Configuration Item)を登録します。マシン環境構築後に設定したマシン情報を構成管理データベースに登録する場合に使用します。

オプション

基本オプション

(1) serveripaddress

構成管理データベース(CMDB)に登録するサーバのIPアドレスです。

IPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

IPアドレスの文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

すでに登録済のノードを指定した場合、変更内容を上書き登録します。

(2) ostype

構成管理データベース(CMDB)に登録するサーバのOS種別です。

Windows、Linux、Solarisを指定します。なお、大文字/小文字は区別しません。

OS種別を省略した場合、引数エラーとなります。

OS種別の文字列の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

拡張オプション

(1) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。

(2) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。

起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

(3) retry_interval

運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。

(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300


timeout、retry、およびretry_intervalについて、指定を省略した場合や、範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

復帰値

アイコン

シンボル名
矢印名

復帰値

意味

成功

0

論理ノードの登録に成功しました。

失敗

161

論理ノードの登録に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

197

オプションの内容に誤りがありました。

200

論理ノードの登録が異常終了しました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。管理サーバの環境に問題があります。

205

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力情報の指定に問題があります。

206

運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力情報の指定に問題があります。

207

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。

208

運用操作部品の実行途中に自動運用プロセスのリカバリが行われたため、自動運用プロセスを中止状態にしました。

出力情報

変数

意味

message

論理ノードの登録に成功した場合、以下のメッセージを設定します。

The operation component was successful.

論理ノードの登録に失敗した場合、エラー内容を文字列として設定します。

returnCode

復帰値を設定します。

注意事項