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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

3.3.1 メールを送信

機能説明

送信メール(SMTP)サーバを利用して、指定したメールアドレスに対してメールを送信します。

オプション

基本オプション

(1) hostname

送信メール(SMTP)サーバのホスト名またはIPアドレスです。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(2) fromaddress

メールの送信元アドレスです。

送信元アドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

送信元アドレスの文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(3) toaddress

メールの宛先アドレスです。

複数の宛先アドレスを指定する場合は、区切り記号として';'(セミコロン)を使用します。

宛先アドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

宛先アドレスの文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(4) subject

メールのタイトルです。

メールのタイトルの文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(5) text

メールの本文です。

メール本文の文字数の上限は、2048文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

拡張オプション

(1) ccaddress

メールの同報(CC)です。

複数の同報(CC)を指定する場合は、区切り記号として';'(セミコロン)を使用します。

同報(CC)を省略した場合、宛先アドレスのみへのメール送信を行います。

同報(CC)の文字数の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(2) filename

メールに添付するファイルの名前です。

ファイル名はディレクトリを含めた絶対パスで指定します。

複数のファイル名を指定する場合は、区切り記号として';'(セミコロン)を使用します。

圧縮ファイル、画像ファイルなどのバイナリファイル、およびテキストファイルを指定できます。

テキストファイルを指定した場合、文字コードの変換を行わずメールに添付します。

ファイル名の文字列の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(3) smtpusername

送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザー名です。

ユーザー名を省略した場合、SMTP認証を利用しないメール送信を行います。

ユーザー名の文字列の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(4) smtppassword

送信メール(SMTP)サーバのホストへSMTP認証を行うユーザーのパスワードです。

パスワードを省略した場合、SMTP認証を利用しないメール送信を行います。

認証に必要なパスワードの文字列の上限は、1024文字です。それより大きい場合、引数エラーとなります。

(5) port

送信メール(SMTP)サーバへ接続するポート番号です。

ポート番号は整数型で、0~65535の間で指定します。TCPのポート番号を指定します。

ポート番号を省略した場合、“25”を使用します。

(6) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。

(7) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。

起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

(8) retry_interval

運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。

(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300


timeout、retry、およびretry_intervalについて、指定を省略した場合や、範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

復帰値

アイコン

シンボル名
矢印名

復帰値

意味

成功

0

メール送信が正常終了しました。

失敗

161

メールの送信に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。管理サーバの環境に問題があります。

205

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力情報の指定情報の指定に問題があります。

206

運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力情報の指定情報の指定に問題があります。

207

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。

208

運用操作部品の実行途中に自動運用プロセスのリカバリが行われたため、自動運用プロセスを中止状態にしました。

出力情報

変数

意味

message

メール送信に成功した場合、以下のメッセージを設定します。

The operation component was successful.

メールの送信に失敗した場合、エラー内容を文字列として設定します。

returnCode

復帰値を設定します。

注意事項