ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

1.4.7 cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)

機能説明

エージェントに更新要求を出し、CMDBで管理している実態レコードの更新を行います。更新種類は全更新と差分更新の2種類があります。全更新は、これまで収集した情報に関係なく新たに収集を行います。差分更新は、前回収集した情報からの差分を収集します。

全更新を行うと削除された実態レコードが反映されない(CMDB上に実態レコードが残る)ことがありますので、全更新は以下の場合に実施してください。

本コマンドは、マネージャと連携サーバの両方で実行することができます。


記述形式

【Windows】

cmdbrefresh.exe [-a] -q [server=ホスト名 | type=エージェント種別]

Linux

cmdbrefresh.sh [-a] -q [server=ホスト名 | type=エージェント種別]


オプション

-a

すべての実態レコードを更新します(全更新)。本オプションを省略した場合、差分更新となります。通常は本オプションを省略し、差分更新を行ってください。

-q server=ホスト名

マネージャ上で本コマンドを実行する場合に、更新の対象となる連携サーバのホスト名を指定します。エージェントのインストール時に、CMDBエージェントで使用するホスト名に入力した値を指定してください。

本オプションを省略した場合、マネージャが認識しているすべての連携サーバが更新の対象になります。

-q type=エージェント種別

エージェント上で本コマンドを実行する場合に、更新の対象となるエージェントの種別を指定します。指定可能なエージェント種別を以下に示します。セットアップされているエージェント種別を指定してください。本オプションを省略した場合、セットアップされているすべてのエージェントが更新の対象になります。

  • AGT_CENTINV

    Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント。

  • AGT_CENTREP

    Systemwalker Centric Managerのノード情報を収集するエージェント。

  • AGT_INV

    業務サーバのITリソース情報を自動収集するエージェント。

  • AGT_ADSC

    ノードを自動検出しノード情報を収集するエージェント


オプションの組み合わせ

組み合わせ可能なオプションは、以下に示すとおりマネージャと連携サーバで異なります。

また、マネージャ上で本コマンドを実行する場合、「server=ホスト名」で指定することができるエージェントは、少なくとも1回は収集した情報をマネージャに通知した実績のあるエージェントです。これは、最初の情報通知で、マネージャがエージェントの存在を認識することができるためです。


復帰値

0

正常終了

0以外:

異常終了


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin
※デフォルトの場合はC:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM

【Linux】

/opt/FJSVcmdbm/bin


【Windows】

%SWCMDB_INSTALL_PATH%\FJSVcmdba\bin

※環境変数“%SWCMDB_INSTALL_PATH%”には、Systemwalker Runbook Automationのエージェントに含まれるCMDBエージェントのインストール先が設定されます。

【Linux】

/opt/FJSVcmdba/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Linux

注意事項

本コマンドと対象サーバの更新処理は非同期で行われます。そのため、コマンド復帰後もエージェント側で更新処理を実行していることがあります。更新処理の完了は、エージェント側のイベントログおよびシスログのメッセージで確認してください。