業務共通制御のインタフェースをIDLファイルに記述します。なお、IDLファイルは任意のフォルダに作成または修正してください。また、1つのアプリケーション連携実行基盤に対して1ファイル作成してください。
業務共通制御のインタフェースは、復帰値をlongとし、制御データをパラメタとして受け取るように定義してください。各業務共通制御に渡されるパラメタは業務で一意になります。そのため、業務共通制御に共通のオペレーションを1つだけIDLファイルに記述してください。
パラメタとして使用できるパラメタ名、およびデータ型は、サーバアプリケーションと同じです。サーバアプリケーションで使用できるパラメタ名、およびデータ型については、”13.4.1 IDLファイルの作成・修正”を参照してください。なお、IDLファイルに設定する制御データのパラメタタイプは、すべてinoutを指定してください。
■業務共通制御IDLファイルの記述例
業務共通制御IDLファイルの記述例を以下に示します。
typedef sequence<octet> my_binary_type; module module01 { interface interface01 { long operation01 ( inout long data01, inout string<10> data02, inout my_binary_type data03 ); }; }; |
注意
復帰値は必ずlongにしてください。longでない場合は業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールがエラーになります。
パラメタタイプはすべてinoutにしてください。inoutでない場合は業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールがエラーになります。
モジュール名、およびインタフェース名は無視され、固定名で業務共通制御インタフェースソースファイルが出力されます。オペレーション名は生成されるbean名に使用されます。(上記の例の場合、operation01Bean.javaファイルが出力されます。)
業務共通制御のパラメタ名、およびデータ型は、振分け制御、業務前制御、業務後制御、および結果編集制御ですべて同一となります。