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Interstage Business Application ServerV11.0.0 アプリケーション開発ガイド
Interstage

5.2.2 フロー定義ファイルの操作

フロー定義ファイルを開く

フロー定義ファイルを開くには、Interstage Studioに表示されるファイルの一覧からファイルをダブルクリックするか、コンテキストメニューから[開く]、または[アプリケーションから開く] > [フロー定義エディタ]を選択します。

注意

  • フロー定義ファイルを開く際、ファイル名とファイル中の情報として格納されているフロー定義名を比較します。名前が異なる場合には、フロー定義名をファイル名に合わせて変更するかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。

  • フロー定義ファイルを開く際、定義情報がフロー定義ツールで開くことができない形式の場合、エラーメッセージが表示されます。

  • フロー定義ファイルを開く際、定義情報が完全でない場合は、エラーメッセージがInterstage Studioのステータスバーに表示されます。複数の定義エラーが存在する場合は、そのうちの1件が表示されます。

    エラーメッセージは「画面名:メッセージ内容」という形式になります。2行以上のメッセージは1行めだけが表示されます。該当する画面を開いてエラー箇所を修正してください。ただし、ステータスバーの更新の契機は、エラー箇所を修正した時点ではなく、ほかの画面に切り替えた時点、またはファイルを保存した時点になります。

    表示するエラーメッセージは、開いている画面内の定義エラーが対象となりますが、その画面に定義エラーが存在しない場合、ほかの画面の定義エラーが表示されます。複数の画面に定義エラーが存在する場合は、フロー定義エディタ下部のタブで最も左側にある画面の定義エラーが優先して表示されます。

    例として、下の表のような各画面の定義エラー状態において、編集画面を業務データ定義画面から異常処理定義画面に切り替えた際、ステータスバーの表示がどのようになるかを示します。

    画面名

    定義エラー有無

    ルーティング定義

    あり

    業務データ定義

    あり

    異常処理定義

    なし

    プロパティ

    あり

    • 画面の切り替え前(業務データ定義画面を表示中)

    • 画面の切り替え後(異常処理定義画面を表示中)

      異常処理定義画面には定義エラーがないため、ルーティング定義画面の定義エラーが表示されます。

    また、ルーティング定義画面をほかの画面から切り替えて表示した際、ツールバーのアイコンまたはダイアログボックスをもつアイコンが選択中となっている場合は、該当するアイコンのステータスバー表示用の情報が定義エラーよりも優先して表示されます。

    • アクティビティのアイコンが選択中の場合の例

      定義エラーではなく[アプリケーションの説明]の内容が表示されます。

      ただし、アクティビティのアイコンが選択中でも、ルーティング定義画面上のアクティビティがCOBOLとJavaで混在している場合は、混在していることを示す定義エラーが優先して表示されます。

  • フロー定義ファイルを開く際にメモリ不足のエラーが発生した場合、以下の対処を行ってください。

    1. メモリ不足のエラーダイアログボックスで「ワークスペースを終了しますか?」の確認に対し、[いいえ]をクリックします。

    2. 作業中のファイルがあれば一度すべて保存して閉じます。

    3. 再度該当ファイルを開きます。

    メモリ不足のエラーはすでに非常に多くのファイルを開いているとき、または、フロー定義ファイルにかぎらず非常に大きな(数十メガバイトの)ファイルを開いている、または開こうとしているときに発生します。通常は発生することはありません。

フロー定義ファイルの保存

フロー定義ファイルを保存するには、メニューバーから[ファイル] > [保存]を選択するか、またはツールバーのをクリックします。[Ctrl]+[S]キーを使用することも可能です。

注意

  1. フロー定義ファイルを保存する際、定義情報の内容が検証されます。定義情報が完全でない場合は、編集内容にエラーが含まれたまま保存してよいかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。

  2. [はい]をクリックすると、そのまま保存します。[いいえ]をクリックすると、保存しないで編集画面に戻ります。

    プロパティ画面でフロー定義名が変更されていた場合、そのフロー定義名が有効な名前であれば、保存する際にフロー定義名に合わせてファイル名を変更するかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。プロパティ画面については、“5.2.6 プロパティ”を参照してください。

フロー定義ファイルの別名保存

ファイルを別名で保存、またはファイル名を変更しないで別の場所に保存するには、メニューバーから[ファイル] > [別名保存]を選択します。

  1. [ファイル] > [別名保存]を選択します。[別名保存]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [親フォルダを入力または選択]に、ファイルを保存するプロジェクトフォルダを入力または選択します。

  3. [ファイル名]に既存のファイル名が表示されます。別の名前に変更する場合は、新しいファイル名を[ファイル名]に入力します。ファイル名の拡張子(“apfl”)を除く部分には、フロー定義名として有効な名前を指定します。

  4. [OK]をクリックしてファイルを別のフォルダに保存します。

    選択したフォルダ内にすでに同名のファイルが存在する場合、[質問]ダイアログボックスが表示されます。

    既存のファイルを上書きしてダイアログボックスを閉じる場合は[はい]をクリックし、[ファイルの別名保存]ダイアログボックスに戻る場合は[いいえ]をクリックします。ファイルを置き換えずにダイアログボックスを閉じて編集画面に戻る場合は[キャンセル]をクリックします。

フロー定義ファイルを閉じる

フロー定義ファイルを閉じるには、メニューバーから[ファイル] > [閉じる]を選択するか、またはタイトルバーの[閉じる]アイコンをクリックします。[Ctrl]+[F4]キーを使用してファイルを閉じることも可能です。

すべてのファイルを閉じる

開いているすべてのフロー定義ファイルを閉じるには、メニューバーから[ファイル] > [すべて閉じる]を選択します。[Ctrl]+[Shift]+[F4]キーを使用してファイルを閉じることも可能です。

Interstage Studioを終了する

フロー定義ファイルを開いたままInterstage Studioを終了する場合、変更を保存していないファイルに対しては[リソースの保存]ダイアログボックスが表示され、保存するファイルを選択できます。このダイアログボックスはメニューで[すべて閉じる]を選択した場合と同じものです。

終了時に開いているファイルの情報はInterstage Studioによって記憶され、次回起動時に復元されます。

フロー定義ファイルの削除

ファイルを削除するには、Interstage Studioに表示されるファイルの一覧からファイルを選択し、[Delete]キーを押すか、またはコンテキストメニューから[削除]を選択します。