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Interstage Business Application ServerV11.0.0 チュートリアルガイド
Interstage

4.2.1 システム構築シートの入力/定義ファイルの出力

アプリケーションを実行する環境を作成するために、システム構築シートを利用します。
システム構築シートに従って情報を入力すると、環境を作成するために使用する定義ファイルと、コマンド文字列が出力されます。


システム構築シートは、オンラインマニュアルのCD内に、以下のファイル名で格納されています。

\manual\ApplicationServer\tuning\INTS-BAS-SystemSetupSheet.xls

開発環境の“D:\ibas\sheet”フォルダにシステム構築シートをコピーしてください。


以下の手順で作業を行ってください。

4.2.1.1 システム構築シートの入力

サンプル業務アプリケーションは、以下に示すシステム構築シートの設定値に基づいて動作します。
システム構築シートを開いて、順次、設定値を入力してください。システム構築シートは、Microsoft Excelを使用して入力します。
設定値が明記されていない項目については、初期値を使用してください。

4.2.1.1.1 アプリケーション連携実行基盤種別の選択

下記の項目を入力し、[次へ]をクリックしてください。

項目

設定値

アプリケーション連携実行基盤種別

同期アプリケーション連携実行基盤(初期値)

実行環境のOS種別


Solaris


Linux-RHEL5


Windows

定義ファイル出力先パス

D:\ibas\sheet

実行環境での定義ファイル一時格納先パス


/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy


C:\Interstage\BAS\var\tmp\deploy

4.2.1.1.2 アプリケーションとワークユニットの関連入力

下記の項目を入力し、[次へ]をクリックしてください。

項目

設定値

業務データベースの使用有無

使用する(初期値)

[業務の追加]をクリックし、以下2つの業務を設定する。

4.2.1.1.3 データベースサーバの構成情報入力

データベースサーバとしてSymfoware Serverを使用します。
下記の項目を入力し、[OK]をクリックしてください。

項目

設定値

データベースタイプ

Symfoware(初期値)

業務データベースの詳細情報入力のスキップ有無

スキップしない(初期値)

[業務データベース・メッセージ格納DB用のデータベースリソース情報]項目

下記の項目を入力し、[次へ]をクリックしてください。

項目

設定値

データベースタイプ

Symfoware(初期値)

データベースリソース名

BASDataSource

接続ホスト名

localhost

接続ポート番号

10326(初期値)

データベースサーバのポート番号

2050(初期値)

利用者識別子(ユーザID)

BAS

パスワード

システム構築シートではパスワードは入力できません。“4.2.3.3 データベースリソース定義の登録”を行う際に、出力ファイルに直接記述します。

業務データベース名

BAS

SQLサーバ名

BAS

データソース名

jdbc/BASDataSource

4.2.1.1.4 ワークユニット設定とアプリケーション情報の入力

下記の項目を入力し、[ワークユニット設定とアプリケーション情報の出力]をクリックしてください。
なお、システム構築シートは、[ワークユニット設定とアプリケーション情報の出力]をクリック後、保存してください。

[1.ibaswu_PAYMENT]の[ワークユニット設定]項目


テスト環境に配備したサーバアプリケーションをリモートデバッグ機能のアタッチデバッグを使用してテストするために、以下の値を設定します。
アタッチデバッグを使用してテストしない場合、または運用環境を構築する場合には設定する必要はありません。

項目

設定値

アプリケーション使用パス

/opt/FJSVcbl/bin

環境変数

CBR_ATTACH_TOOL=client01(注)/APD

注)サーバから開発環境のホスト名の名前解決ができない場合には、開発環境のIPアドレスを指定してください。


項目

設定値

アプリケーションライブラリパス

C:\Interstage\bin

カレントディレクトリ

C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_PAYMENT\current

環境変数

SQLRTENV=C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_PAYMENT\current\fssqlenvc
@CBR_CONSOLE=SYSTEM
@WinCloseMSG=OFF

[1.ibaswu_PAYMENT]の[アプリケーション連携実行基盤動作設定]項目

項目

設定値

動作モード

スレッドモード(初期値)

[1.1 PAYMENT]の[アプリケーション配備]項目

項目

設定値

定義ファイル格納ディレクトリパス


/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy/ibaswu_PAYMENT/PAYMENT/def


C:\Interstage\BAS\var\tmp\deploy\ibaswu_PAYMENT\PAYMENT\def

アプリケーションライブラリ格納ディレクトリパス

  

プレロードライブラリ


/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy/ibaswu_PAYMENT/PAYMENT/preload_lib


C:\Interstage\BAS\var\tmp\deploy\ibaswu_PAYMENT\PAYMENT\preload_lib

[2.ibaswu_STOCK]の[ワークユニット設定]項目


テスト環境に配備したサーバアプリケーションをリモートデバッグ機能のアタッチデバッグを使用してテストするために、以下の値を設定します。
アタッチデバッグを使用してテストしない場合、または運用環境を構築する場合には設定する必要はありません。

項目

設定値

アプリケーション使用パス

/opt/FJSVcbl/bin

環境変数

CBR_ATTACH_TOOL=client01(注)/APD

注)サーバから開発環境のホスト名の名前解決ができない場合には、開発環境のIPアドレスを指定してください。


[2ibaswu_STOCK]の[ワークユニット設定]項目

項目

設定値

アプリケーションライブラリパス

C:\Interstage\bin

カレントディレクトリ

C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_STOCK\current

環境変数

SQLRTENV=C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_STOCK\current\fssqlenvc
@CBR_CONSOLE=SYSTEM
@WinCloseMSG=OFF

[2ibaswu_STOCK]の[アプリケーション連携実行基盤動作設定]項目

項目

設定値

動作モード

スレッドモード(初期値)

[2.1 STOCK]の[アプリケーション配備]項目

項目

設定値

定義ファイル格納ディレクトリパス


/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy/ibaswu_STOCK/STOCK/def


C:\Interstage\BAS\var\tmp\deploy\ibaswu_STOCK\STOCK\def

アプリケーションライブラリ格納ディレクトリパス

  

プレロードライブラリ


/opt/FJSVibs/var/tmp/deploy/ibaswu_STOCK/STOCK/preload_lib


C:\Interstage\BAS\var\tmp\deploy\ibaswu_STOCK\STOCK\preload_lib

4.2.1.2 定義ファイルの出力

システム構築シートの[ワークユニット設定とアプリケーション情報の入力]シートの[ワークユニット設定とアプリケーション情報の出力]をクリックすると、以下に示すファイルが出力されます。

フォルダ

ファイル名

ファイルの種類

説明

D:\ibas\sheet

BASDataSource_dbrsc.def

データベースリソース定義入力ファイル

環境作成に関する定義ファイル

ibaswu_PAYMENT.wu

ワークユニット定義ファイル

ibaswu_STOCK.wu

fssqlenvc

クライアント用の動作環境ファイル

PAYMENT_corba.def

CORBAアプリケーション情報定義ファイル

STOCK_corba.def

Output_WUAPP.txt

ワークユニット用コマンド文字列

環境作成を行うコマンド文字列

ibaswu_PAYMENT_PAYMENT.deploy

アプリケーション配備定義ファイル

配備に関する定義ファイル

ibaswu_STOCK_STOCK.deploy

PAYMENT

apfwrt-config.xml

アプリケーション連携実行基盤定義ファイル

STOCK

apfwrt-config.xml