アプリケーションを実行する環境を作成するために、システム構築シートを利用します。
システム構築シートに従って情報を入力すると、環境を作成するために使用する定義ファイルと、コマンド文字列が出力されます。
システム構築シートは、オンラインマニュアルのCD内に、以下のファイル名で格納されています。
\manual\ApplicationServer\tuning\INTS-BAS-SystemSetupSheet.xls |
開発環境の“D:\ibas\sheet”フォルダにシステム構築シートをコピーしてください。
以下の手順で作業を行ってください。
システム構築シートの入力
定義ファイルの出力
サンプル業務アプリケーションは、以下に示すシステム構築シートの設定値に基づいて動作します。
システム構築シートを開いて、順次、設定値を入力してください。システム構築シートは、Microsoft Excelを使用して入力します。
設定値が明記されていない項目については、初期値を使用してください。
下記の項目を入力し、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
アプリケーション連携実行基盤種別 | 同期アプリケーション連携実行基盤(初期値) |
実行環境のOS種別 |
|
定義ファイル出力先パス | D:\ibas\sheet |
実行環境での定義ファイル一時格納先パス |
|
下記の項目を入力し、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
業務データベースの使用有無 | 使用する(初期値) |
[業務の追加]をクリックし、以下2つの業務を設定する。
部門予算管理業務
項目 | 設定値 |
---|---|
業務名 | PAYMENT |
ワークユニット名 | ibaswu_PAYMENT |
アプリケーション開発言語 | COBOL |
在庫管理業務
項目 | 設定値 |
---|---|
業務名 | STOCK |
ワークユニット名 | ibaswu_STOCK |
アプリケーション開発言語 | COBOL |
データベースサーバとしてSymfoware Serverを使用します。
下記の項目を入力し、[OK]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
データベースタイプ | Symfoware(初期値) |
業務データベースの詳細情報入力のスキップ有無 | スキップしない(初期値) |
■[業務データベース・メッセージ格納DB用のデータベースリソース情報]項目
下記の項目を入力し、[次へ]をクリックしてください。
項目 | 設定値 |
---|---|
データベースタイプ | Symfoware(初期値) |
データベースリソース名 | BASDataSource |
接続ホスト名 | localhost |
接続ポート番号 | 10326(初期値) |
データベースサーバのポート番号 | 2050(初期値) |
利用者識別子(ユーザID) | BAS |
パスワード | システム構築シートではパスワードは入力できません。“4.2.3.3 データベースリソース定義の登録”を行う際に、出力ファイルに直接記述します。 |
業務データベース名 | BAS |
SQLサーバ名 | BAS |
データソース名 | jdbc/BASDataSource |
下記の項目を入力し、[ワークユニット設定とアプリケーション情報の出力]をクリックしてください。
なお、システム構築シートは、[ワークユニット設定とアプリケーション情報の出力]をクリック後、保存してください。
■[1.ibaswu_PAYMENT]の[ワークユニット設定]項目
テスト環境に配備したサーバアプリケーションをリモートデバッグ機能のアタッチデバッグを使用してテストするために、以下の値を設定します。
アタッチデバッグを使用してテストしない場合、または運用環境を構築する場合には設定する必要はありません。
項目 | 設定値 |
---|---|
アプリケーション使用パス | /opt/FJSVcbl/bin |
環境変数 | CBR_ATTACH_TOOL=client01(注)/APD |
注)サーバから開発環境のホスト名の名前解決ができない場合には、開発環境のIPアドレスを指定してください。
項目 | 設定値 |
---|---|
アプリケーションライブラリパス | C:\Interstage\bin |
カレントディレクトリ | C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_PAYMENT\current |
環境変数 | SQLRTENV=C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_PAYMENT\current\fssqlenvc |
■[1.ibaswu_PAYMENT]の[アプリケーション連携実行基盤動作設定]項目
項目 | 設定値 |
---|---|
動作モード | スレッドモード(初期値) |
■[1.1 PAYMENT]の[アプリケーション配備]項目
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
定義ファイル格納ディレクトリパス |
| |
アプリケーションライブラリ格納ディレクトリパス | - | |
| プレロードライブラリ |
|
■[2.ibaswu_STOCK]の[ワークユニット設定]項目
テスト環境に配備したサーバアプリケーションをリモートデバッグ機能のアタッチデバッグを使用してテストするために、以下の値を設定します。
アタッチデバッグを使用してテストしない場合、または運用環境を構築する場合には設定する必要はありません。
項目 | 設定値 |
---|---|
アプリケーション使用パス | /opt/FJSVcbl/bin |
環境変数 | CBR_ATTACH_TOOL=client01(注)/APD |
注)サーバから開発環境のホスト名の名前解決ができない場合には、開発環境のIPアドレスを指定してください。
■[2.ibaswu_STOCK]の[ワークユニット設定]項目
項目 | 設定値 |
---|---|
アプリケーションライブラリパス | C:\Interstage\bin |
カレントディレクトリ | C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_STOCK\current |
環境変数 | SQLRTENV=C:\Interstage\BAS\var\deployment\mlserver\ibaswu_STOCK\current\fssqlenvc |
■[2.ibaswu_STOCK]の[アプリケーション連携実行基盤動作設定]項目
項目 | 設定値 |
---|---|
動作モード | スレッドモード(初期値) |
■[2.1 STOCK]の[アプリケーション配備]項目
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
定義ファイル格納ディレクトリパス |
| |
アプリケーションライブラリ格納ディレクトリパス | - | |
| プレロードライブラリ |
|
システム構築シートの[ワークユニット設定とアプリケーション情報の入力]シートの[ワークユニット設定とアプリケーション情報の出力]をクリックすると、以下に示すファイルが出力されます。
フォルダ | ファイル名 | ファイルの種類 | 説明 | |
---|---|---|---|---|
D:\ibas\sheet | - | - | - | |
BASDataSource_dbrsc.def | データベースリソース定義入力ファイル | 環境作成に関する定義ファイル | ||
ibaswu_PAYMENT.wu | ワークユニット定義ファイル | |||
ibaswu_STOCK.wu | ||||
fssqlenvc | クライアント用の動作環境ファイル | |||
PAYMENT_corba.def | CORBAアプリケーション情報定義ファイル | |||
STOCK_corba.def | ||||
Output_WUAPP.txt | ワークユニット用コマンド文字列 | 環境作成を行うコマンド文字列 | ||
ibaswu_PAYMENT_PAYMENT.deploy | アプリケーション配備定義ファイル | 配備に関する定義ファイル | ||
ibaswu_STOCK_STOCK.deploy | ||||
PAYMENT | apfwrt-config.xml | アプリケーション連携実行基盤定義ファイル | ||
STOCK | apfwrt-config.xml |