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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.1/ AdvancedCopy Manager 15.1 クラスタ適用ガイド
ETERNUS

第1章 概要

本章では、クラスタシステムの概要について説明します。

クラスタシステムとは、2台以上のサーバマシンを1台の仮想サーバマシンとして運用することで、高可用性(High Availability)を実現するシステムです。

1台のサーバマシンでの運用では、サーバマシンやその上で動作するサーバアプリケーションが停止した場合に再起動が必要となるため、その間、運用が停止してしまいます。

クラスタシステムでは、2台以上のサーバマシンを使用して、一方のサーバマシンやその上で動作しているアプリケーションにトラブルが発生した場合、そのマシン上で動作していたアプリケーションを他方のマシンで再起動することで、業務をすぐに再開でき、業務の停止時間を短縮できます。このように、異常が発生したサーバから正常なサーバへ業務の制御を切り替えることを、フェイルオーバといいます。

なお、クラスタシステムでは、このような2台以上のサーバマシンをクラスタ、クラスタを構成するサーバマシンをノードといいます。

クラスタの運用形態は次のどれかに分類されます。PRIMECLUSTERの名称で説明します。

参照

クラスタシステムごとに、サポートする運用形態や名称が異なります。詳細は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。