Windowsにおける性能問題の調査に必要な性能情報の採取方法を示します。
採取方法
Windows Server 2003の場合
[管理ツール]で[パフォーマンス]をダブルクリックして、システムモニタを起動します。
システムモニタの[パフォーマンスログと警告]の[カウンタログ]をクリックします。
詳細ウィンドウの空白部分を右クリックして、ポップアップメニューから[新しいログの設定]を選択します。
[新しいログの設定]画面で任意のログファイル名(perfなど)を入力して、[OK]をクリックします。
[全般]タブの[カウンタの追加]をクリックして、[カウンタの選択]画面を表示させます。
[カウンタの追加]画面の[パフォーマンスオブジェクト]で[Memory]を選択後、[一覧からカウンタを選ぶ]の以下の各カウンタを選択して、[追加]をクリックします。
-->メモリ使用量を採取
(カウンタごとに[追加]をクリックする必要があります。)
Available Bytes
Pages/sec
Page Faults/sec
Pages Input/sec
Page Reads/sec
[カウンタの追加]画面の[パフォーマンスオブジェクト]で[Processor]を選択後、[一覧からカウンタを選ぶ]の以下の各カウンタを選択して、[追加]をクリックします。
-->CPU使用状況を採取
(カウンタごとに[追加]をクリックする必要があります。)
%Processor Time
Interrupts/sec
[カウンタの追加]画面の[パフォーマンスオブジェクト]で[System]を選択後、[一覧からカウンタを選ぶ]の以下のカウンタを選択して、[追加]をクリックします。
-->CPU使用状況を採取
Processor Queue Length
[カウンタの追加]画面の[パフォーマンスオブジェクト]で[PhysicalDisk]を選択後、[一覧からカウンタを選ぶ]の以下の各カウンタを選択して、[追加]をクリックします。
-->I/O発生状況を採取
(カウンタごとに[追加]をクリックする必要があります。)
%Disk Time
Disk Bytes/sec
Avg. Disk Bytes/Transfer
Current Disk Queue Length
[カウンタの追加]画面の[パフォーマンスオブジェクト]で下記の項目を選択後、[すべてのカウンタ]を選択し、[追加]をクリックします。
Windows Server 2003の場合:[TCPv4]
-->ネットワーク通信状況を採取
[カウンタの追加]画面の[閉じる]をクリックします。
[ログファイル]タブの[ログファイルの種類]のドロップダウンリストから下記の項目を選択し[構成]をクリックします。
その後、[ログファイルの構成]画面でログファイルの出力先として任意のフォルダとファイル名を入力して[OK]をクリックします。
Windows Server 2003の場合:[テキストファイル(CSV)]
[ログファイル]タブの[ファイル名のサフィックス]のドロップダウンリストから[mmddhhmm]を選択します。
[スケジュール]タブの[ログの停止]の[指定時間を経過後]に[2分]を設定して、[適用]をクリックしたあとに[OK]をクリックします。
約2分経過するとログの採取が完了して、詳細ウィンドウのログのアイコンが緑色から赤色に変わりますので、上記11. で指定したフォルダ配下のログファイル(テキストファイル)を採取してください。
タスクマネージャを起動し、[プロセス]タブのハードコピーを採取してください。
-->プロセス情報を採取
Windows Server 2008の場合
[管理ツール]の[信頼性とパフォーマンス モニタ]を起動します。
[信頼性とパフォーマンス モニタ]のナビゲーション ウィンドウで、[データコレクタセット]を展開し、[ユーザー定義]を右クリックして、[新規作成]-[データコレクタセット]をクリックします。データコレクタセットの作成ウィザードが起動します。
データコレクタセットの名前を入力し、[手動で作成する]を選択して、[次へ]をクリックします。
[ログデータを作成する]-[パフォーマンス カウンタ]をチェックし、[次へ]をクリックします。
[パフォーマンス カウンタ]の[追加]をクリックし、カウンタを追加します。
リストボックスの[Memory]を展開し、以下の各カウンタを追加します。
-->メモリ使用量を採取
Available Bytes
Pages/sec
Page Faults/sec
Pages Input/sec
Page Reads/sec
リストボックスの[Processor]を展開し、以下の各カウンタを追加します。
-->CPU使用状況を採取
%Processor Time
Interrupts/sec
リストボックスの[System]を展開し、以下の各カウンタを追加します。
-->CPU使用状況を採取
Processor Queue Length
リストボックスの[PhysicalDisk]を展開し、以下の各カウンタを追加します。
-->I/O発生状況を採取
%Disk Time
Disk Bytes/sec
Avg. Disk Bytes/Transfer
Current Disk Queue Length
リストボックスの[TCPv4]を展開し、すべてのカウンタを追加します。
-->ネットワーク通信状況を採取
[次へ]をクリックします。
データの保存場所を指定し、[次へ]をクリックします。
[保存して閉じる]を選択し、[完了]をクリックします。
作成したデータコレクタセットのパフォーマンスカウンタのプロパティを表示し、以下のプロパティを設定します。
[パフォーマンス カウンタ]タブの[ログフォーマット]を[カンマ区切り]に設定します。
[ファイル]タブの[ファイル名のフォーマット]をMMddHHmmに設定します。
[OK]をクリックします。
[信頼性とパフォーマンス モニタ]のナビゲーション ウィンドウで、作成したデータコレクタセットを選択し、右クリックの[プロパティ]をクリックします。
[停止条件]タブの[全体の期間]を2分に設定し、[OK]をクリックします。
[信頼性とパフォーマンス モニタ]のナビゲーション ウィンドウで、作成したデータコレクタセットを選択し、右クリックの[実行]をクリックして実行します。
約2分経過するとログの採取が完了します。上記7.で指定したフォルダ配下のログファイル(テキストファイル)を採取してください。
タスクマネージャを起動し、[プロセス]タブのハードコピーを採取してください。
-->プロセス情報を採取