運用中にアプリケーションを配置するサーバが電源断などでダウンした場合、アプリケーションが確立していたコネクションは、確立された状態にあり、Shunsakuの資源を占有しています。
そのまま業務を継続すると、最大同時接続数を超えたコネクション確立によるエラー、更新途中のデータへの更新要求のエラー、メモリ使用量の増加といった事象が発生することがあります。
そのため、業務を継続する前にコネクションを強制切断し、そのコネクションが占有していたShunsaku資源を解放します。そのあと業務を再開します。
アプリケーションを配置するサーバがダウンしてから復旧までの流れは、以下の手順となります。

コネクション状態の確認
conductorを配置しているサーバにおいてshuncstateコマンドを実行し、ダウンしたアプリケーションを配置するサーバのコネクションの状態を確認します。
shuncstateコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”または“導入・運用ガイド”の“モニタリング・ロギング”を参照してください。
コネクションの強制切断
ダウンしたアプリケーションが配置されたサーバ上のアプリケーションのコネクションが存在する場合、conductorを配置しているサーバでshunctermコマンドを実行し、コネクションを強制切断します。
shuncterm -s conductor識別子 -h ホスト名またはIPアドレス
hオプションには、アプリケーションが動作していたサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
アプリケーションの再起動
アプリケーションを再起動し、業務を再開します。