Interstage Application Server V7.0(Interstage V7.0)以降では、J2EEアプリケーション運用中に開始したトランザクションのコミット処理の延長で、DBMSの更新処理中に例外が発生した場合、DBMSで発生した例外情報をJ2EEアプリケーションに返却します。そのため、トランザクションコミット時に発生したデッドロックを含め、DBMSで発生した例外の検知ができます。
ただし、返却する例外の詳細文字列が変更となるため、詳細文字列を参照しているInterstage Application Server V6.0(Interstage V6.0)以前の製品で運用していたアプリケーションを、本バージョン・レベルに移行したときに問題が発生する可能性があります。Interstage V6.0以前と同様の詳細文字列を返却するには、IJServerのワークユニット設定に以下のように指定します。なお、以下は、isj2eeadminコマンドで設定することもできます。詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
パラメタ | 値 |
---|---|
Java VMオプション(Java Command Option) | -DCommitExSQLMsg=off |
javax.transaction.HeuristicRollbackException例外の詳細文字列
「STATUS_ROLLEDBACK returned from commit method of UserTransaction.」
javax.transaction.HeuristcMixedException例外の詳細文字列
従来どおりメッセージを含まない。