IJServerは高速呼び出し機能とLight EJBコンテナ機能に対して下表のような差異があるため、移行の際は留意が必要です。
なお、本バージョンのIJServerに対するセットアップ、および運用操作はInterstage管理コンソールまたはisj2eeadminコマンドを用いて簡単に行うことができます。
isj2eeadminコマンドでできる操作などについては、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「isj2eeadminコマンド」を参照してください。
以下に、それぞれの運用方法の違いを表で表します。
| 高速呼出し機能 | 旧バージョンにおけるIJServer | 本バージョンのIJServer |
クライアントの環境設定 | 以下のファイルをクラスパスに設定します。
| 以下のファイルをクラスパスに設定します。
| 以下のファイルをクラスパスに設定します。
(fjcontainer72.jarもしくはfjcontainer74.jarを使用することも可能です。) |
配備 | 以下のツールを使用して配備を実行します。
配備実行後にカストマイズツールを使用して、Java VM外から呼び出されるBeanを1つだけ「高速に呼び出すBean」に定義し、Java VM内で呼び出されるBeanを「高速に呼び出されるBean」に定義します。 | 以下のツールを使用してIJServer(またはLight EJBコンテナ)を作成します。
以下のツールを使用してIJServerに対してWebアプリケーション/EJBアプリケーションを配備します。
IJServerに配備されたEJBアプリケーションは、同一Java VM上で動作します。ServletとEJBは別Java VMで動作します。 | 以下のツールを使用してIJServerを作成します。
IJServerには以下の4種類のIJServerを選択できます。
以下のツールを使用してIJServerに対してWebアプリケーション/EJBアプリケーションを配備します。同一IJServerに配備されたEJBアプリケーションは同一Java VM上で動作します。
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カスタマイズ | 以下のツールを使用してEJBアプリケーションをカスタマイズします。
| 以下のツールを使用してEJBアプリケーションをカスタマイズします。
または以下のツールを起動し、配備済みのEJBアプリケーションを選択してカスタマイズします。
| 以下のツールを使用して配備済みのEJBアプリケーションを選択してカスタマイズします。
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運用 | 以下のツールを使用して高速に呼び出されるBeanを登録したワークユニットを定義します。
定義したワークユニットは以下のツールを使用して起動します。
| IJServerを定義するとワークユニットも自動的に定義されます。
| Interstage V6以降ではIJServerは以下のように位置付けています。
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リソース定義 | 以下のツールを使用してJ2EEの各種リソースを定義します。
| 以下のツールを使用してJ2EEの各種リソースを定義します。
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