■配備モジュールの状態
以下に、配備、再配備、配備解除、再活性の各操作において異常が発生した場合における配備モジュールの状態を示します。
失敗したタイミング | 各操作 失敗後のモジュールの状態 | |||
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配備 | 再配備 | 配備解除 | 再活性 (注1) | |
モジュールの配備 | アプリケーションのリクエスト受付を停止しません。 | アプリケーションのリクエスト受付を開始しません。 | - | |
配備モジュールの配備解除 | - | 非活性 | - | |
配備モジュールの活性化 (注2) | 1) 活性化処理中 | |||
配備モジュールの非活性化 | アプリケーションのリクエスト受付を停止しません。 |
IJServerが起動していない場合、再活性を実行すると以下のエラーが発生します。
is40131:IJServerが起動されていません。(IJServer名=%s)
活性化で異常が発生したモジュールについては、異常が発生した原因を取り除いてモジュールを再活性することにより、運用可能な状態とすることが可能です。
単純に活性/非活性処理が長時間かかっているだけであれば、処理が終了するまで待てば自動的に活性/非活性の状態となります。活性/非活性処理でハングしている場合には、活性/非活性の状態のままとなります。この場合にはアプリケーションのデバッグ情報などを参照して、ハング原因を調査して対処してください。
アプリケーションのデバッグ方法については、“3.12 アプリケーションのデバッグ”を参照してください。
非活性化処理中にメモリ不足が発生した場合には、“非活性化処理中”の状態で配備処理が中断します。他の処理が終了後に再度配備を実行してください。ただし、非活性化処理で実行されるアプリケーションのメソッド(たとえば、Entity BeanのunsetEntityContextメソッド)でエラーが発生した場合、再度配備を実行しても同様のエラーが発生すると考えられるために配備処理を継続します。
■is20711/is20725/is20726/is20727/is20746のメッセージが出力された場合
HotDeploy機能使用時に、以下のメッセージが出力されることがあります。
IS: エラー: is20711:通信エラーが発生しました エラー情報=%s
IS: エラー: is20725: サーバとの接続に失敗しました。 エラー情報=%s
IS: エラー: is20726: Interstage JMXサービスとの接続に失敗しました。 エラー情報=%s
IS: エラー: is20727:通信エラーが発生しました 例外情報=%s1 例外メッセージ=%s2
IS: エラー: is20746:要求を発行した対象のリソースが存在しません。別ユーザからの要求により削除されたか、Interstage JMXサービスが再起動された可能性があります
上記のメッセージが出力された場合の原因と対処を説明します。
Interstage JMXサービスを業務運用中に停止、および、再起動させた場合が考えられます。HotDeploy機能を有効にするために、IJServerを再起動してください。
また、業務運用中にInterstage JMXサービスを停止させないようにしてください。
マシン起動時に、ワークユニット定義のワークユニット自動起動が有効になっている場合が考えられます。本現象が発生した場合には、環境変数“IS_JMX_SERVICE_WAIT_TIMEOUT”をシステムの環境変数に追加し、以下の値を設定することにより対処してください。本設定は、次回のマシン起動時より有効となります。
メッセージtd11001の出力時刻とメッセージis20701のメッセージ出力時刻の時間間隔(単位:秒)に180を加算した値