Javaヒープ、またはJava Permanent領域が不足した場合のIJServerの制御を選択できます。IJServerのタイプが“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用”のIJServerの場合は、Servletコンテナ、EJBコンテナごとに設定することができます。
以下に、指定可能なオプションについて説明します。
Javaヒープ領域、Java Permanent領域、Cヒープ領域が不足した場合に、領域不足が発生したプロセスを再起動(注)します。
再起動することで、運用を再開できます。また、IJServerを複数プロセスで運用することにより、プロセスの再起動中は別プロセスで処理が継続されるため、運用を停止することなく連続運用が可能となります。
プロセスの終了時にEXTP4435のメッセージをシスログに出力します。頻繁に発生する場合は、“メッセージ集” - “メッセージ番号がEXTPで始まるメッセージ” - “EXTP4435”のユーザの対処を参照し、JavaVMオプションを指定してください。
通常のJavaアプリケーション同様、アプリケーション、およびServlet/EJBコンテナにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却します。
OutOfMemoryError がServlet/EJBコンテナに返却された場合の制御は、コンテナにより異なります。
Servletコンテナの場合
可能な限り処理を継続します。ただし、不足した資源や不足量、および発生のタイミングによっては、正常に運用できなくなる(リクエスト処理失敗でステータス500、セションの情報消失、内部異常など)可能性があります。
EJBコンテナの場合
プロセスを再起動(注)しますが、この場合はEXTP4435のメッセージは出力されません。
ただし、「プロセスを再起動する」を指定した場合とは異なり、プロセスが終了しない場合があります。
注) 再起動の回数は、リトライカウントで指定します。
いずれの場合でもJavaプロセスで使用する資源については、“27.2 IJServerのチューニング”を参照し、チューニングと検証を行ってから運用してください。