IJServerには4つのタイプがあり、用途に合わせてタイプを選択することができます。
通常はデフォルトのタイプである“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用”のタイプを使用してください。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションが動作するJava VMを同一で運用することができます。Servlet/JSPからEJBを高速に呼び出すことができ、アプリケーションが動作するJava VMが同一になるためメモリ資源を節約できます。
Webアプリケーションだけの場合でも運用可能です。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションが動作するJava VMを別々で運用することができます。アプリケーションが動作するJava VMを別々にすることでメモリ資源を消費しますが、Java VM毎にプロセス多重度を設定できたり、プロセスダウンのリスクが分散できたりするというメリットがあります。
Webアプリケーションだけで運用することができます。
EJBアプリケーションだけで運用することができます。
各種別の概要図を以下に示します。
注意
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVM上で運用する場合、EJBアプリケーションは別のIJServerのアプリケーション(またはEJBのクライアントアプリケーション)から呼び出すことはできません。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVM上で運用する場合、EJBアプリケーションのみ配備して運用することはできません。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVM上で運用するIJServerに、EJBアプリケーションのみ配備されていた場合には、EJBのJava VMのみ起動されます。
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVM上で運用するIJServerに、Webアプリケーションのみ配備されていた場合には、WebのJava VMのみ起動されます。
Webアプリケーションのみ運用するIJServerに、EJBアプリケーションを配備しようとした場合、EJBアプリケーションの配備処理はスキップされます。また、EJBアプリケーションのみ運用するIJServerに、Webアプリケーションを配備しようとした場合、Webアプリケーションの配備処理はスキップされます。このため、EARファイルにWebアプリケーションとEJBアプリケーションが含まれている場合は、別Java VM上でWebとEJBを運用したい場合でも、Webアプリケーションのみ運用するIJServerとEJBアプリケーションのみ運用するIJServerそれぞれにEARファイルを配備することで、環境を構築することが可能です。