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Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

6.1.5 管理ユーザーの指定

ここでは、ログイン認証で利用される管理ユーザーの指定方法について説明します。
管理ユーザーには、以下の種類があります。

種類

説明

管理ユーザー

asadminコマンドのログイン認証時に指定するユーザー。

6.1.5.1 asadminコマンドのログイン認証

asadminコマンドの実行時にオプションを指定する方法、コマンドプロンプトから入力する方法、あらかじめloginコマンドを実行しておきファイルに登録済みの管理ユーザーID、パスワードを使用する方法から選択できます。
以下の優先順位で認証に使用する管理ユーザーID/パスワードが選ばれます。

fileレルムの場合

管理ユーザーID
  1. asadminコマンドのuserオプションで指定したユーザー名

  2. asadminコマンドのloginサブコマンド実行時に指定したユーザー名
    (.asadminpassファイルに記載されたユーザー名)

  3. コマンドプロンプトで入力を受けつけたユーザー名

管理者パスワード
  1. asadminコマンドのpasswordfileオプションで指定したパスワードファイルに記載されているAS_ADMIN_PASSWORDのパスワード

  2. asadminコマンドのloginサブコマンド実行時に指定したパスワード
    (.asadminpassファイルに記載されたパスワード)

  3. コマンドプロンプトで入力を受け付けたパスワード

注意

.asadminpassファイル使用時の注意事項

.asadminpassファイルはasadminコマンドのloginサブコマンドの実行時に、ユーザのホームディレクトリへ作成されます。運用操作時の認証で使用する管理ユーザーID/パスワードの指定を省略したい場合、.asadminpassファイルを用意することでファイルに記載された管理ユーザーID/パスワードをデフォルト値として使用することができます。
しかし、一度作成した.asadminpassファイルを使いまわすことで認証を無効化できることからセキュリティを低下させる原因になります。このため、セキュリティレベルを強化させたい場合には、.asadminpassファイルを使用しない運用を推奨します。