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Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

5.14.1 一般ユーザで運用する場合の環境構築

ここでは、Java EEアプリケーションの運用者をシステム管理者から一般ユーザへ変更するための環境構築手順について説明します。

準備

  1. Java EEアプリケーション運用環境を初期化します

    Java EEアプリケーション運用環境を初期化するには、以下の手順が必要となります。

    1. Interstage Java EE 6 (for Application development)の再インストール

      「インストールガイド」を参照してInterstage Java EE 6 (for Application development)の再インストールを行ってください。

    2. Java EEアプリケーション運用環境のセットアップ

      第2章 Java EE 6運用環境のセットアップ」を参照して、セットアップを行ってください。

  2. Interstageを停止します

    Interstageが動作中の場合は、Interstageを停止してください。Interstageの停止方法は「運用ガイド(基本編)」を参照してください。

手順

操作はすべてシステム管理者で行ってください。

  1. Interstage Java EE 6 DASサービスを停止します。

    ) すでにInterstage Java EE 6 DASサービスが停止している場合、本操作は不要です。

    コマンドの詳細については、「9.1.6.3 stop-domainサブコマンド」コマンドを参照してください。

    /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin stop-domain domain1
    Waiting for the domain to stop ...
    Command stop-domain executed successfully
  2. asadminコマンドのアクセス権限を変更します。

    システム管理者と同じアクセス権限をグループ、ユーザにも設定します。
    OSコマンドの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
    変更前の権限:500を変更後の権限:555に変更します。

    chmod 555 /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin
  3. Java EE共通ディレクトリ配下のディレクトリ、およびファイルの所有者を一般ユーザに変更します。

    OSコマンドの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
    例) 変更前の所有者:(ユーザ:root、グループ:sys)を変更後の所有者:(ユーザ:apsuser、グループ:apsgroup)に変更する場合

    chown -R apsuser:apsgroup /var/opt/FJSVisje6
  4. Java EEアプリケーション運用環境の操作で利用するパスワードファイルの所有者を一般ユーザに変更します。

    Java EEアプリケーション運用環境の操作で利用するユーザとパスワードについては、「6.1.4 管理ユーザーの登録」を参照してください。
    OSコマンドの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
    例) 変更前の所有者:(ユーザ:root、グループ:sys)を変更後の所有者:(ユーザ:apsuser、グループ:apsgroup)に変更する場合

    chown apsuser:apsgroup /var/opt/FJSVisje6/domains/domain1/config/domain-passwords