Java API for RESTful Web Services(以降、JAX-RSと略します) は、REST アプリケーションを容易に開発するための標準Java API です。JAX-RS APIを使用することで、従来よりも迅速にREST (Representational State Transfer) 原則に従ったWebアプリケーションを実装することが可能になります。
本製品ではJAX-RS 1.1に準拠したアプリケーションを実行可能です。
JAX-RSアプリケーションはWebコンテナ上でサーブレットとして動作し、受信したHTTPリクエストはモジュール内のリソースクラスへと振り分けられます。リソースクラスはWebリソースを表現するJava クラスで、振り分けられたHTTPリクエストを処理します。
JAX-RSアプリケーションはWebアプリケーションモジュール(WARファイル)に含めて配備する必要があります。配備するWebアプリケーションモジュール内にJAX-RSアプリケーションを表すクラス(javax.ws.rs.core.Applicationクラスのサブクラス)が存在する場合、JAX-RSリソースクラスへリクエストを振り分けるサーブレットがWebアプリケーションの起動時に必要に応じて自動的に登録されます。アプリケーション開発者がサーブレットを明示的に作成する必要はありません。
JAX-RSアプリケーションの開発方法については、「4.1.7 JAX-RSアプリケーションの作成方法」を参照してください。