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Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

3.10 接続プール

接続プールとは、データベースなどに接続する場合に、要求されるたびに接続を作成するのではなく、接続をプーリング(保持)して再利用するという機能です。このため、接続プールを使用することにより、同一ユーザからのアプリケーションから接続する回数が軽減し、接続を確立するアプリケーションの負荷も軽減されます。
ネーミングサービスに登録された以下のリソースに対して接続要求した場合に接続がプーリングされます。

データベースなどから実際に獲得した接続のことを物理接続と呼び、接続プールで再利用される接続のことを論理接続と呼びます。

アプリケーションが獲得したConnectionオブジェクトに対してcloseメソッドを実行すると、物理接続に対して削除要求(closeメソッドの実行)を行わずに接続プールに返却されて再利用されます。(注)

注)トランザクション内で接続を獲得した場合はトランザクション完了時にプールに返却されます。


アプリケーションがConnectionオブジェクトを使用していない間、接続プールにプーリングされている状態になります。プーリングされているコネクションは、以下のタイミングで破棄されます。