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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
Interstage

13.2 EJB5100番台のメッセージ

WARNING: ISJEE_EJB5108:Unable to initialize EJB Timer Service. The likely cause is the database has not been started or the timer database table has not been created.

[意味]

EJBタイマーサービスの初期化に失敗しました。

[システムの処理]

EJBタイマーサービスを無効にしますが、EJBコンテナ処理を継続します。

[ユーザの対処]

EJBタイマーサービスを使用していない場合、この警告を無視しても構いません。
以下に考えられる原因を示します。

  • EJBタイマーサービスに使用しているデータベースが起動しているか確認してください。

  • EJBタイマーサービスに使用しているJDBCリソースの接続プールの定義に誤りがあるか確認してください。特に指定したJDBCドライバの接続プロパティ(URL、ユーザ名、パスワードなど)を確認してください。

  • EJBタイマーサービスに使用しているJDBCリソースがこのIJServerクラスタで有効になっているか確認してください。

上記原因を取り除いて、IJServerクラスタを再起動してください。

INFO: ISJEE_EJB5109:EJB Timer Service started successfully for datasource [{0}]

[可変情報]

{0}:EJBタイマーサービスが使用しているJDBCリソースのJNDI名

[意味]

EJBタイマーサービスの初期化を正常に完了しました。

WARNING: ISJEE_EJB5110:Attempt to override reserved ejb interface method [{0}] in [{1}]. Override will be ignored.

[可変情報]

{0}:EJB基底インタフェースのメソッド名
{1}:EJBアプリケーションに定義したメソッド名

[意味]

EJB基底インタフェースのメソッドが不当にEJBアプリケーションに定義したメソッドでオーバーライドされました。

[システムの処理]

オーバーライドしたメソッドを無視して起動処理を継続します。

[ユーザの対処]

不要なメソッドが定義されているため、必要に応じてメソッド定義を修正してください。

WARNING: ISJEE_EJB5111:Bean class for ejb [{0}] does not define a method corresponding to [{1}] interface method [{2}]

[可変情報]

{0}:アプリケーション名
{1}:インタフェース種別
{2}:メソッド情報

[意味]

インタフェースに定義されたメソッドに対応するメソッドの定義が、Beanクラスに定義されていません。

[システムの処理]

起動処理を継続します。

[ユーザの対処]

インタフェースまたはBeanクラスに正しくメソッドが定義されているか確認し、必要に応じてクラスを修正して再度配備してください。

WARNING: ISJEE_EJB5114:Error destroying timers for container [{0}]

[可変情報]

{0}:EJBタイマーサービス用テーブルのCONTAINERID

[意味]

EJBタイマーの削除中にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

データベースにEJBタイマーの情報が残存している可能性があります。EJBタイマーサービスが使用しているテーブルを参照し、カラム名CONTAINERIDに可変情報のIDをもつレコードがあれば、削除してください。

ERROR: ISJEE_EJB5117:Timer creation failed for container [{0}] primary key [{1}] and info [{2}]

[可変情報]

{0}:EJBタイマーサービス用テーブルのCONTAINERID
{1}:EJBタイマーサービス用テーブルのTIMERID
{2}:情報

[意味]

EJBタイマーの作成中にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

あわせて出力されている他のメッセージおよび例外情報を参照し原因を取り除いてください。
以下に考えられる原因を示します。原因に対処後、IJServerクラスタを再起動してください。

  • タイマーデータソースに指定した、JDBCリソースとJDBC接続プールが正しく定義されているか、確認してください。

  • 接続先のデータベースが稼動しているか、確認してください。

  • データベースにEJBタイマーサービス用のテーブルが作成されているか、確認してください。

WARNING: ISJEE_EJB5118:Failure removing timer bean [{0}]

[可変情報]

{0}:EJBタイマーサービス用テーブルのTIMERID

[意味]

EJBタイマーの削除中にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

EJBタイマーサービス用のデータベースとの接続に問題が生じた可能性があります。原因を取り除き、IJServerクラスタを再起動してください。データベースにEJBタイマーの情報が残存している可能性がありますので、EJBタイマーサービスが使用しているテーブルを参照し、カラム名TIMERIDに可変情報のIDをもつレコードがあれば、削除してください。

WARNING: ISJEE_EJB5119:Expunging timer [{0}] after [{1}] failed deliveries

[可変情報]

{0}:EJBタイマー情報 (注)
{1}:EJBタイマーコールバックメソッド実行回数

注):EJBタイマー情報には、スペース区切りで以下の情報が出力されます。

  1. EJBタイマーサービス用テーブルのTIMERID

  2. Enterprise JavaBean名

  3. EJBアプリケーション名

  4. EJBタイマーの状態("CREATED"…生成時、"SCHEDULED"…計画済み、"BEING_DELIVERED"…コールバックメソッド実行時、"CANCELLED"…キャンセル時)

  5. EJBタイマーの種別("PERIODIC"…繰り返し実行の場合、"SINGLE-ACTION"…1回のみ実行の場合)

  6. EJBタイマーサービス用テーブルのCONTAINERID

  7. EJBタイマーサービス用テーブルのINITIALEXPIRATIONRAW

  8. EJBタイマーサービス用テーブルのINTERVALDURATION

  9. Entity Beanの主キー(TimerオブジェクトがEntity Beanの場合のみ)

[意味]

最大再配信回数を超過したEJBタイマーを削除します。

[システムの処理]

EJBタイマーサービス用テーブルより{0}のレコードを削除します。

[ユーザの対処]

EJBタイマー情報よりアプリケーションを確認し、再登録を行うなどの対処を行ってください。
もしくは再配信間隔、または最大再配信回数に適切な値を設定してください。

INFO: ISJEE_EJB5122:EJB Timer Service shutdown at [{0}]

[可変情報]

{0}:停止時刻

[意味]

EJBタイマーサービスを可変情報の停止時刻に停止しました。

WARNING: ISJEE_EJB5123:Rolling back timed out transaction [{0}] for [{1}]

[可変情報]

{0}:トランザクション状態
{1}:EJBアプリケーション名

[意味]

EJBコンテナのトランザクション完了時間監視により、トランザクションがロールバックされました。

[ユーザの対処]

トランザクションタイムアウトに定義した値が妥当な場合は、問題ありません。
上記以外の場合は、以下の定義値を確認し、適切な値に修正してください。

  • トランザクションタイムアウトの定義値
    トランザクションタイムアウトに指定した値を見直してください。
    トランザクションタイムアウトの定義値については、「Java EE運用ガイド」-「トランザクションサービスの定義項目」を参照してください。

  • <ejb><cmt-timeout-in-seconds>タグの定義値
    EJBアプリケーションのトランザクション管理種別が「Container」の場合、かつ、「Java EE運用ガイド」-「Interstage EJB application deployment descriptor (sun-ejb-jar.xml)」の<ejb><cmt-timeout-in-seconds>タグを定義している場合は、指定した値を見直してください。

WARNING: ISJEE_EJB5127:Error during passivation of [{0}]

[可変情報]

{0}:EJBアプリケーション名

[意味]

Stateful Session Beanのpassivate時にエラーが発生しました。

[システムの処理]

passivate処理を中断します。

[ユーザの対処]

直後に出力されているエラー情報を参照して対処してください。

ERROR: ISJEE_EJB5128:Error during Stateful Session Bean activation for key [{0}]

[可変情報]

{0}:識別子

[意味]

Stateful Session Beanのactivate時にエラーが発生しました。

[システムの処理]

activate処理を中断します。

[ユーザの対処]

直後に出力されているエラー情報を参照して対処してください。

ERROR: ISJEE_EJB5129:Error in ContainerSynchronization::afterCompletion

[意味]

afterCompletion処理中にエラーが発生しました。

[システムの処理]

エラー情報を出力して処理を継続します。

[ユーザの対処]

直後に出力されているエラー情報を参照して対処してください。

WARNING: ISJEE_EJB5136:Creation of passivation directory failed for {0}

[可変情報]

{0}:アプリケーションの対話状態を格納するディレクトリ

[意味]

アプリケーションの対話状態を格納するディレクトリの作成中にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

ディレクトリ作成に失敗した原因を取り除いて、サーバーインスタンスを再起動してください。
以下に予想される原因を記述します。

  • アプリケーションの対話状態を格納するディレクトリのパス設定に誤りがないか確認してください。

  • アプリケーションの対話状態を格納するディレクトリにアクセス権限があるか確認してください。

  • EJBアプリケーション名に命名規約違反の文字が使われていないか、確認してください。

WARNING: ISJEE_EJB5154:Unexpected error while registering method {3} for {0} ; {1} ; {2}

[可変情報]

{0}:EJBアプリケーション名
{1}:EJBモジュール名
{2}:アプリケーション名(注1)

{3}:メソッド情報(注2)

注1:ejb-jarモジュールで配備した場合はnullが出力されます。
注2:メソッド情報には以下の情報が出力されます。

  <アンダースコア区切りのインタフェースクラスのパッケージ名>_<インタフェースクラス名(※)>_<メソッド名>(_<メソッドパラメタのクラス名>)

※EJB3.0形式の場合、以下になります。

  • リモートビジネスインタフェースの場合<_インタフェースクラス名_Remote>

  • ローカルビジネスインタフェースの場合<_インタフェースクラス名_Local>

[意味]

メソッドのモニタ情報オブジェクト登録時にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続しますが、モニタ情報は採取しません。

[ユーザの対処]

EJBアプリケーション名にコロン(:)を含んでいる場合、コロンを含めないよう変更して、アプリケーションを再配備してください。
問題が解決しない場合、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

WARNING: EJB5156:Unexpected error while unregistering method {3} for {0} ; {1} ; {2}

[可変情報]

{0}:EJBアプリケーション名
{1}:EJBモジュール名
{2}:アプリケーション名(注1)
{3}:メソッド情報(注2)

注1:ejb-jarモジュールで配備した場合はnullが出力されます。
注2: メソッド情報には以下の情報が出力されます。

  <アンダースコア区切りのインタフェースクラスのパッケージ名>_<インタフェースクラス名(※)>_<メソッド名>(_<メソッドパラメタのクラス名>)

※EJB3.0形式の場合、以下になります。

  • リモートビジネスインタフェースの場合<_インタフェースクラス名_Remote>

  • ローカルビジネスインタフェースの場合<_インタフェースクラス名_Local>

[意味]

メソッドのモニタ情報オブジェクト登録解除時にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

EJBアプリケーション名にコロン(:)を含んでいる場合、コロンを含めないよう変更して、アプリケーションを再配備してください。
問題が解決しない場合、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

WARNING: ISJEE_EJB5158:Unexpected error while registering container stats for {0} ; {1} ; {2}

[可変情報]

{0}:EJBアプリケーション名
{1}:EJBモジュール名
{2}:アプリケーション名(注1)

注1:ejb-jarモジュールで配備した場合はnullが出力されます。

[意味]

EJBのモニタ情報オブジェクト登録時にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続しますが、モニタ情報は採取しません。

[ユーザの対処]

EJBアプリケーション名にコロン(:)を含んでいる場合、コロンを含めないよう変更して、アプリケーションを再配備してください。
問題が解決しない場合、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

WARNING: ISJEE_EJB5166:Unexpected error while registering cache stats for {0} ; {1} ; {2}

[可変情報]

{0}:EJBアプリケーション名
{1}:EJBモジュール名
{2}:アプリケーション名(注1)

注1:ejb-jarモジュールで配備した場合はnullが出力されます。

[意味]

キャッシュのモニタ情報オブジェクト登録時にエラーが発生しました。

[システムの処理]

処理を継続しますが、モニタ情報は採取しません。

[ユーザの対処]

EJBアプリケーション名にコロン(:)を含んでいる場合、コロンを含めないよう変更して、アプリケーションを再配備してください。
問題が解決しない場合、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

ERROR: ISJEE_EJB5173:Bean class for ejb [{0}] does not define a method corresponding to [{1}] interface method [{2}]

[可変情報]

{0}:アプリケーション名
{1}:インタフェース種別

{2}:メソッド情報

[意味]

インタフェースに定義されたメソッドに対応するメソッドの定義が、Beanクラスに定義されていません。

[システムの処理]

例外が発生し、処理を中断します。

[ユーザの対処]

インタフェースもしくはBeanクラスに正しくメソッドが定義されているか確認し、クラスを修正して再度配備してください。

ISJEE:ERROR:ISJEE_EJB5174:A Stateful Session Bean max-cache-size limit was reached.

[可変情報]

なし

[意味]

Stateful Session Beanの最大キャッシュサイズの上限に達しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の項目を確認してください。

  • EJBコンテナ及びInterstage EJB application deployment descriptor (sun-ejb-jar.xml)のキャッシュの設定値

    EJBコンテナやsun-ejb-jar.xmlの「最大キャッシュサイズ」や「キャッシュアイドルタイムアウト」の設定値を確認し、アプリケーションが作成するBeanインスタンスに対して適切な値に変更してください。
    EJBコンテナのキャッシュの設定値を変更した場合IJServerクラスタの再起動、EJBアプリケーションのキャッシュの設定値を変更した場合はEJBアプリケーションの再配備を行ってください。
    キャッシュの設定値については「Java EE運用ガイド」-「EJBコンテナの定義項目」を参照してください。

  • Stateful Session Beanアプリケーションのremoveメソッド

    アプリケーション内で不要となったBeanインスタンスの削除処理(removeメソッド)に漏れがないか確認してください。漏れがある場合は、アプリケーションを修正して再配備してください。

  • 定義項目「SFSB持続性のタイプ」の設定値

    「SFSB持続性のタイプ」の値を「file」に変更することで、本メッセージは出力されず、最大キャッシュサイズを超過しても、Beanインスタンスを作成することができます。
    ただし、「SFSB持続性のタイプ」の値を「file」に変更した場合、いくつかの注意点があります。詳細は「チューニングガイド」-「Enterprise Beanインスタンスのキャッシング」を参照してください。

WARNING: ISJEE_EJB5175: The BACKUPSTORE and files don’t exist because sfsb-persistence-type is 'none'.

[可変情報]

なし

[意味]

SFSB持続性のタイプがnoneのとき、Beanインスタンスのバックアップストアやファイルは存在しません。そのため、Stateful Session Beanインスタンスがキャッシュアイドルタイムアウトによって削除された場合、そのBeanインスタンスは再利用できません。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

EJB 2.1の場合にはcreateメソッド、EJB 3以降の場合にはlookupメソッドの呼び出しから再度処理を実行してください。または、Stateful Session BeanインスタンスのキャッシュアイドルタイムアウトやSFSB持続性のタイプの設定を見直してください。

WARNING: ISJEE_EJB5176: Error while removing timed out beans.

[可変情報]

なし

[意味]

タイムアウトによるBeanインスタンス削除処理に失敗しました。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

あわせて出力されている他のメッセージおよび例外情報を参照してください。
問題が解決しない場合、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

ERROR: ISJEE_EJB5177: getNextException() was called for caught SQLException.

[意味]

キャッチしたSQLExceptionに対してgetNextExceptionメソッドが呼び出されました。

[システムの処理]

呼び出し元に例外を返却します。

[ユーザの対処]

本メッセージの後に出力されている例外情報を参照し対処してください。