名前
odsetlbo - ロードバランス機能の動作環境の設定
形式
odsetlbo {-l [-m ThreadMax] | -r -h HostName -p PortNum | -d} [-M system]
機能説明
odsetlboコマンドは、LBOをイニシャルサービスに登録します。
以下に、odsetlboコマンドのオプションと引数を説明します。
インプリメンテーションリポジトリにLBOを追加します。
イニシャルサービスに自サーバで動作するLBOを登録します。
また、ロードバランス機能をサービスに登録します。
オブジェクトグループの登録、検索、削除の処理のスレッド多重度を指定します。最大同時処理数の2倍の値を指定してください。指定可能な範囲は、16から1000の間です。省略した場合は、16となります。
イニシャルサービスに他サーバで動作するLBOを登録します。
ロードバランス環境でLBOが動作していないマシンでは、この指定でLBOが動作しているサーバを指定します。
また、ロードバランス機能がサービスに登録されていた場合、削除します。
他サーバのホスト名を指定します。
他サーバのポート番号を指定します。
インプリメンテーションリポジトリからロードバランス機能を削除します。
イニシャルサービスからロードバランス機能を削除します。
サービスからロードバランス機能を削除します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
注意事項
イニシャルサービスへの登録は、ロードバランス機能を使用する前に、ロードバランス機能を使用する各マシンで実施する必要があります。ただし、ネーミングサービスの機能だけを使用しているクライアントでは必要ありません。あくまで、ロードバランス機能のAPIまたはコマンドを使用するマシンだけで必要となります。
本コマンドは、管理者権限で実行する必要があります。
ThreadMaxに指定可能な値は、CORBAサービス環境定義のmax_exec_instanceパラメタに依存します。指定可能な最大値は、以下の式で求めることができます。
指定可能最大値 = max_exec_instance -X
X:他サーバアプリケーションのスレッド多重度の総数
max_exec_instanceのデフォルト値は512です。
本コマンドを使用する場合、odadminコマンドは使用しないでください。