名前
odformsnap - スナップ情報の編集出力
形式
odformsnap [-i ImplID] ... [-p pid] ... [-M system]
機能説明
odformsnapコマンドは、スナップ情報を出力します。スナップ情報は、カレントディレクトリにファイルとして出力されます。出力されるファイル名は、"odsnap_all"です。
本コマンドでオプションを指定しない場合、すべてのCORBAアプリケーションのスナップ情報を出力します。オプションを指定した場合、指定されたプロセスIDまたはインプリメンテーションリポジトリIDのスナップ情報を出力します。
なお、スナップ情報の詳細については、“トラブルシューティング集”の“障害調査資料の採取”に記載されている“CORBAサービスのスナップショットの採取”を参照してください。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。
ImplIDで指定されたインプリメンテーションリポジトリIDに対応するプロセスのスナップ情報を出力します。"-i ImplID"を複数指定することで、複数のインプリメンテーションリポジトリIDのスナップ情報を出力することができます。
出力ファイル名は、"odsnap.ImplID"です。
pidで指定されたプロセスIDに対応するプロセスのスナップ情報を出力します。"-p pid"を複数指定することで、複数のプロセスIDのスナップ情報を出力することができます。
出力ファイル名は、"odsnap.pid"です。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
インプリメンテーションリポジトリIDが英数字(a-z, A-Z, 0-9)以外の文字を含む場合、-iオプションで出力されるファイル名は、その文字をアンダーバー(_)として出力します。例えば、インプリメンテーションリポジトリIDが"IDL:intf1/test1:1.0"の場合、ファイル名は"odsnap.IDL_intf1_test1_1_0"になります。
コマンドを実行後にインプリメンテーション情報を更新した場合、-iオプションでそのインプリメンテーションリポジトリIDを指定してもスナップ情報が出力されないことがあります。
-i, -pオプションで指定されたプロセス情報がメモリ上に存在しない場合、スナップ情報は出力されません。
-pオプションで指定するプロセスIDには、odlistsnapコマンドで表示されるプロセスIDを指定してください。
本製品をインストールした環境によって、本コマンドの利用権限が変わる場合があります。詳細は、“1.3 利用権限について ”を参照してください。
使用例
odformsnap |