名前
eslogdump - イベントサービスのトレース情報の出力
形式
eslogdump [-b file | [-g group | -x]] [-M system]
機能説明
eslogdumpコマンドは、メモリ上に採取されたトレース情報をトレース情報ファイル(バイナリファイル)に出力します。
トレース情報ファイルは、以下の格納場所に出力されます。
格納パス (インストールパスはデフォルト)
C:\Interstage\eswin\var\ESLOGXXX(XXX:3桁の10進数の数値) |
トレース情報ファイルの最大数は、traceconfigファイルのパラメタ“trace_file_number”で指定できます。なお、トレース情報ファイルが指定した最大数を超えた場合は、古いトレース情報ファイルに上書きします。
traceconfigファイルについては、“チューニングガイド”の“イベントサービスの環境定義”を参照してください。
格納パス (インストールパスはデフォルト)
/var/opt/FJSVes/ESLOGXXX(XXX:3桁の10進数の数値) |
トレース情報ファイルの最大数は、traceconfigファイルのパラメタ“trace_file_number”で指定できます。なお、トレース情報ファイルが指定した最大数を超えた場合は、古いトレース情報ファイルに上書きします。
traceconfigファイルについては、“チューニングガイド”の“イベントサービスの環境定義”を参照してください。
格納パス
■イベントサービス単位で内部トレースの採取を設定した場合
(traceconfigファイルのパラメタ“trace_buffer”に“system”を指定した場合)
/var/opt/FJSVes/ESLOGXXX(XXX:3桁の10進数の数値) |
トレース情報ファイルの最大数は、traceconfigファイルのパラメタ“trace_file_number”で指定できます。なお、トレース情報ファイルが指定した最大数を超えた場合は、古いトレース情報ファイルに上書きします。
traceconfigファイルについては、“チューニングガイド”の“イベントサービスの環境定義”を参照してください。
■プロセス単位で内部トレースの採取を設定した場合
(traceconfigファイルのパラメタ“trace_buffer”に“process”を指定した場合)
- イベントサービスのデーモンプロセスのログ情報 |
トレース情報ファイルは、2世代管理となります。すでにトレース情報ファイルが存在する場合は、既存のファイル名に“_old”を付加したファイル名に変名し、新しいトレース情報ファイルを出力します。
traceconfigファイルについては、“チューニングガイド”の“イベントサービスの環境定義”を参照してください。
以下に、本コマンドのオプションとパラメタを示します。
fileで指定されたトレースファイル(バイナリファイル)をテキスト形式へ変換します。
テキスト形式のファイルは、トレースファイルが格納されているディレクトリに、“トレース情報ファイル名.txt”という名前で出力します。
指定したグループ名の静的イベントチャネルプロセスのログバッファの内容をファイルに出力します。本オプションを省略すると、すべての静的イベントチャネルプロセスのログバッファの内容をそれぞれのトレースファイルに出力します。
なお、指定したトレースファイルを変換したテキスト形式のファイルと同名のファイルがすでに存在していた場合は、そのテキスト形式のファイルに上書きされます。
すべての動的イベントチャネルプロセスのログ情報の出力を抑止します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
イベントサービスが起動されている必要があります。
本コマンドを実行すると、traceconfigファイルのパラメタ“trace_auto”で指定したトレース情報の自動採取の設定に関わらず、トレース情報を採取し、トレース情報ファイルに出力します。
使用例
eslogdump LOGFILE=C:\Interstage\eswin\var\ESLOG001 eslogdump -b C:\Interstage\eswin\var\ESLOG001 The binary was changed into the text. FILE=C:\Interstage\eswin\var\ESLOG001.txt |
eslogdump LOGFILE=/var/opt/FJSVes/ESLOG001 eslogdump -b /var/opt/FJSVes/ESLOG001 The binary was changed into the text. FILE=/var/opt/FJSVes/ESLOG001.txt |