ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

17.1 cmcrtsslenv

名前

cmcrtsslenv  -  Interstage管理コンソールのSSL通信環境の構築

形式

cmcrtsslenv -ed Environment-directory [-k {1024|2048|3072|4096} ] [-sa {SHA1|SHA256|SHA384|SHA512} ] [-of CertOutputFileName]

機能説明

Interstage管理コンソールをインストール後、SSL通信を行う運用に変更する場合、cmcrtsslenvコマンドを実行します。
本コマンドは、Interstage管理コンソールのSSL通信環境を構築します。また、Interstage管理コンソールのSSL通信用のサイト証明書を作成します。

-ed Environment-directory

Interstage管理コンソールのSSL通信環境を構築するディレクトリ(Environment-directory)をフルパスで指定します。以下のパス名を指定してください。

[Interstageインストールフォルダ]\gui\etc\cert

/etc/opt/FJSVisgui/cert

-k {1024|2048|3072|4096}

サイト証明書の鍵の長さを指定します。
  1024: 鍵長を1024bitとします。(省略時)
  2048: 鍵長を2048bitとします。(推奨)
  3072: 鍵長を3072bitとします。
  4096: 鍵長を4096bitとします。

今日では、マシンの処理性能の向上などにより、1024bitのRSA暗号アルゴリズムの鍵の利用は推奨されていません。鍵長はサーバの安全度にも関係しますので、2048bit以上を指定することを推奨します。運用上やむを得ず1024bitのRSA暗号アルゴリズムの鍵を使用する際には、その危険性を認識の上、ご使用ください。

-sa {SHA1|SHA256|SHA384|SHA512}

サイト証明書の署名アルゴリズムを指定します。
  SHA1: SHA1を使用します。(省略時)
  SHA256: SHA256を使用します。
  SHA384: SHA384を使用します。
  SHA512: SHA512を使用します。

-of CertOutputFileName

作成された証明書をファイルに出力する場合は、出力先ファイル名(CertOutputFileName)をフルパスで指定します。
省略時には、ファイルへ出力されません。

備考

注意事項