名前
isstopwu - ワークユニットの停止
形式
isstopwu [-M システム名] [-s | -c] [-t 停止監視時間] wuname
機能説明
isstopwuコマンドは、ワークユニットを停止します。ワークユニットの停止には、以下の3つがあります。
通常停止
同期停止
強制停止
通常停止は、該当ワークユニットに定義されているすべてのアプリケーションが処理中でない場合に限りワークユニットを停止します。ワークユニットが業務処理中の場合、ワークユニットは停止できません。この場合、アプリケーションの処理の完了を待ってから、再度このコマンドを実行してください。
IJServerワークユニット、トランザクションアプリケーションのワークユニット、ラッパーワークユニット、CORBAワークユニットに対して有効です。Interstage Application Server Standard-J Editionの場合はIJServerワークユニットに対して有効です。なお、IJServerワークユニットの場合は、同期停止と同じ動きとなります。
同期停止は、コマンド実行時に処理中の要求を実行した後、ワークユニットを停止します。待ち状態となっている要求は、リジェクトされます。IJServerワークユニット、CORBAワークユニットに対して有効です。Interstage Application Server Standard-J Editionの場合はIJServerワークユニットに対して有効です。
強制停止は、アプリケーションが処理中であってもワークユニットを停止します。
待ち状態となっている要求は、リジェクトされます。同期停止の処理中でも、強制停止を実行できます。IJServerワークユニット、トランザクションアプリケーションのワークユニット、ラッパーワークユニット、ユーティリティワークユニット、CORBAワークユニットに対して有効です。Interstage Application Server Standard-J Editionの場合はIJServerワークユニットに対して有効です。
IJServerワークユニット、CORBAワークユニットに対して有効です。なお、IJServerワークユニットの場合は、同期停止と同じ動きとなります。
同期停止は、コマンド実行時に処理中の要求を実行した後、ワークユニットを停止します。待ち状態となっている要求は、リジェクトされます。IJServerワークユニット、CORBAワークユニットに対して有効です。
強制停止は、アプリケーションが処理中であってもワークユニットを停止します。
待ち状態となっている要求は、リジェクトされます。同期停止の処理中でも、強制停止を実行できます。IJServerワークユニット、ユーティリティワークユニット、CORBAワークユニットに対して有効です。
以下に、isstopwuコマンドのオプションとパラメタを説明します。停止モードのオプションを指定しなかった場合は通常停止となります。
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
同期停止を指定します。
強制停止を指定します。
停止監視時間を秒で指定します。指定可能な値は、300~3600です。本オプションを省略すると、停止監視時間として300秒が設定されます。停止監視時間を超えてもワークユニットが停止しない場合には、異常が発生したと見なして調査資料を自動的に採取します。
停止するワークユニットの名前を指定します。
IJServerを停止する場合はIJServer名を指定します。
注意事項
サーバアプリケーションが処理中に強制停止を行った場合、アプリケーションエラーのポップアップダイアログが出力されることがあります。この状態になった場合は、ポップアップダイアログを終了させてください。終了させることで、停止処理は続行されます。
ワークユニットを起動したユーザまたはスーパユーザでのみワークユニットの停止を行うことができます。
トランザクションアプリケーションに対するスナップショット取得中にワークユニットを停止した場合、自動的にスナップショットの取得は終了します。このためtdstopsnapコマンドによる取得の停止は必要ありません。
tdstartwuコマンドの-dオプションを指定して起動したワークユニットは、デバッグ中のアプリケーションが存在する場合、-c オプションを指定して停止することはできません。
使用例
isstopwu corbawu |