ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

1.2 環境変数設定ツールについて

運用に必要な環境変数の設定を行う支援ツールとして、以下のシェルスクリプトを提供しています。

支援ツールを使用して、以下の環境変数の設定を行うことが可能です。

環境変数名

説明

PATH

本製品のコマンドの格納ディレクトリを、PATH環境変数に追加設定します。
追加される変数は、既存のPATH環境変数の前に設定されます。

LD_LIBRARY_PATH

本製品のコマンドが動作するのに必要なライブラリの格納ディレクトリを、LD_LIBRARY_PATH環境変数に追加設定します。
追加される変数は、既存のLD_LIBRARY_PATH環境変数の前に設定されます。

OD_HOME

CORBAサービスのインストールパスが設定されます。

TD_HOME

コンポーネントトランザクションサービスのインストールパスが設定されます。

ES_HOME

イベントサービスのインストールパスが設定されます。なお、イベントサービスがインストールされていない場合でも、デフォルトのインストールパスが設定されます。

PORB_HOME

Portable-ORBのインストールパスが設定されます。なお、Portable-ORBがインストールされていない場合でも、デフォルトのインストールパスが設定されます。

支援ツールを使用して環境変数の設定を行う方法を以下に示します。

ボーンシェルまたはbashの場合

運用を行う各端末において、ドットコマンドを使用してsetISASEnv.shを実行します。

  . /opt/FJSVisas/bin/setISASEnv.sh

Cシェルの場合

運用を行う各端末において、sourceコマンドを使用してsetISASEnv.cshを実行します。

  source /opt/FJSVisas/bin/setISASEnv.csh

注意

  • 本ツールでは、JAVA_HOME環境変数およびCLASSPATH環境変数は設定されません。別途、手動で設定してください。

  • 本ツールを使用した環境設定において、PATH環境変数、LD_LIBRARY_PATH環境変数については重複チェックを行いません。このため、本ツールを実行するたびに変数の追加設定が行われます。

  • 本ツールを使用して設定した環境変数は、本ツールを実行した端末のみで有効です。複数の端末で作業を行う場合、それぞれの端末で本ツールを実行してください。

  • 本ツールを使用した環境変数の設定は、/etc/profileに設定しないでください。設定した場合、本製品アンインストール後のOS起動に失敗する場合があります。