資源ファイルへの不正アクセス
CORBAサービスでは、以下のような環境定義ファイルを保持しています。
CORBAサービス
CORBAサービス環境定義情報ファイル(config) (注1)
ホスト情報定義ファイル(inithost/initial_hosts) (注1)
注1) ファイルおよびディレクトリの格納先については、「運用ガイド(基本編)」の「バックアップ・リストア対象資源」を参照してください。
注2) ファイルの格納先については、「チューニングガイド」の「gwconfig」を参照してください。
これらのファイルは悪意のある人(またはマシン)による不正アクセスという脅威にさらされる可能性があります。
これらのファイルを脅威にさらさないためには、そのファイルを一般ユーザからはアクセスできないようにするという対策があります。このために、それらのファイルに対して管理者権限をもつユーザ(Solaris/Linuxシステムではスーパユーザ、Windows(R)システムではAdministrator)のみがアクセス可能であるという設定をすることをお勧めします。
通信データについての注意
ネットワーク上に悪意のある人(またはマシン)が、正当にアクセスする権限を持つ人(またはマシン)とサーバとの間の通信データをのぞき見する脅威があります。または、サーバとの間の通信データを改ざんし、それが正当なデータとしてやりとりされる脅威があります。
暗号化によるセキュリティ保護を行うため、SSL通信を使用することをお勧めします。
SSL通信については、「第9章 CORBAサービスでSSLを利用する方法」を参照ください。
CORBAサービスで使用するポート番号についての注意
CORBAサービスは、ポート番号8002を使用しています。
本製品をDMZで運用する場合は、ファイアウォールなどのセキュリティ製品で外部からの8002ポートへの要求を抑止するようにしてください。