Linux for Intel64の製品と、他のLinux製品のInterstage Application Serverでは、いくつかの機能差異があります。以下にサーバ環境における新機能追加以外の差異を示します。クライアント環境については新機能追加以外の差異はありません。
なお、本製品の新機能については、「リリース情報」を参照してください。
サービス | 機能 | 説明 | 参照マニュアル |
---|---|---|---|
Web Package | 無償配布用Webサーバ | 提供していません。 | - |
JDK/JRE | JDK/JRE | Java HotSpot(TM) Client VMをサポートしていません。 | - |
New世代領域サイズ自動調整機能 | 提供していません。 | - | |
Javaヒープ量 | 32ビットOSでの設定に対して、1.5~2倍のJavaヒープ量が必要になります。 | 使用上の注意「注意事項」の「JDK/JREの注意事項」 | |
| データベース | SQL ServerおよびPostgre SQLへの接続をサポートしていません。データベースを使用する場合は、Symfoware ServerかOracleを使用してください。 | J2EE ユーザーズガイド(旧版互換) |
CORBAサービス | アプリケーション開発 | Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語はC、C++、Java、COBOLです。OOCOBOLを使用することはできません。なお、C++言語のPOAは使用することができません。 また、CORBAで定義されている基本データ型とC言語でのデータ型の対応について、以下の基本データ型は他のInterstage Application Server製品の場合と差異があります。
| アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編) |
キュー制御機能 | キュー制御機能(queue_policy)を使用することはできません。 | - | |
ロードバランス | ネーミングサービスと連携したロードバランスの運用をすることはできません。負荷分散のために、IPCOMを利用してください。 | 高信頼性システム運用ガイド「IPCOMを利用した負荷分散」 | |
コンポーネントトランザクションサービス | トランザクションアプリケーション | サポートしていません。既存のトランザクションアプリケーションを本製品による運用環境に移行する場合はCORBAアプリケーションに変更してください。 | アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)「CORBAワークユニット」の「旧バージョンのアプリケーションからの移行方法」 |
運用操作 | Interstage 運用API | 提供していません。 | - |
Interstage統合コマンド | 以下のコマンドにおいて、ロードバランスオプションは操作できません。
また、isregistdefコマンドで生成されるInterstage動作環境定義において、LBO USEは使用できません。 | リファレンスマニュアル(コマンド編)「Interstage統合コマンド」 | |
負荷分散 | IPCOM連携 | 以下のInterstage特有の負荷分散ポリシーを使用することができません。
| - |
マルチサーバ管理機能 | プロビジョニング機能(Systemwalker Resource Coordinator連携) | 提供していません。 | マルチサーバ運用ガイド |
アプリケーション配付・世代管理機能(Systemwalker Software Delivery連携) | 提供していません。 | マルチサーバ運用ガイド | |
その他 | セション情報管理機能(SMO) | 提供していません。 | - |
サーバマシン状態監視機能(SMM) | 提供していません。 | - |
なお、他のLinux製品で構築した環境の資源をバックアップして、Linux for Intel64上で構築した環境にリストアして運用することはできません。