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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)
Systemwalker

B.1.2 データベースのパラメタ変更

Systemwalker Service Quality Coordinator V13.5で使用していたダッシュボードサーバのデータベースをSystemwalker Service Quality Coordinator V15.0で継続して使用するために、以下の2つの設定を実施します。

[RDBディクショナリの拡張]

以下の手順を実施し、RDBディクショナリを1GBに拡張します。

  1. ダッシュボードサーバのアプリケーションサーバを停止します。

  2. 容量割り当ての異常終了に備えてRDBディクショナリのバックアップを作成します。(Symfoware Serverをデフォルトインストールしている場合、以下のコマンドは"<システムドライブ>:\SFWSV\RDB\BIN"配下に格納されています)

    1. コマンドプロンプトを起動し、システム名を設定します。

      set RDBNAME=SWSQC
    2. 以下のコマンドを実行し、RDBディクショナリに更新抑止を設定します。

      rdbrtr -z -rw
    3. 以下のコマンドを実行し、RDBディクショナリの退避を行います。

      rdbdmpdic -N -f dicback@<退避先ディレクトリ> -e -y
    4. 以下のコマンドを実行しRDBディクショナリの更新抑止を解除します。

      rdbrls -z -rw
  3. 容量拡張を実施します。

    1. 以下のコマンドを実行し、RDBシステムを停止します。

      rdbstop -mwc
    2. 以下の拡張コマンドを実行します。(RDBディクショナリの初期値"<システムドライブ>:\SWFD\RDB\USR\DIC")

      rdbaldic -a 20M -e -f <RDBディクショナリのディレクトリ>/DICTIONARY2 -c 2048M
    3. 以下のコマンドを実行し、RDBシステムを起動します。

      rdbstart
  4. 容量の追加割り当てを実施します。

    1. 以下のコマンドを実行し、RDBディクショナリの使用状況を確認します。出力結果のmaxの値が50%を下回っていた場合、容量追加割り当ての作業は完了です。

      rdbprdic
    2. Symfoware RDBシステムを停止します。

    3. 以下のコマンドを実行し、容量の追加割り当てを実施します。追加量はrdbprdicのmaxの値から50%を下回るように値を設定してください。

      rdbaldic -a <追加量>
    4. Symfoware RDBシステムを起動します。


[データベーススペース枯渇の防止]

Systemwalker Service Quality Coordinator V15.0のダッシュボードサーバは初回起動時に、データベースのテーブルスペースを7GB程度使用します。

既存の残容量に応じて以下の対応を行います。

[テーブルスペースの残容量の確認方法]

コマンドプロンプトを使用し、以下のようにして確認します。

C:>set RDBNAME=SWSQC
C:>rdbspcinf -d EVENT

        Database space : EVENTSPACE
        Device         : E:\INSTROOT\SWFD\RDB\USR\EVENT
        Size           : 20480000K
        Static allocate size
         total   : 10000000K
        Dynamic allocate size
         total   :   240000K
        Free size
         total   : 10240000K
qdg12074i:rdbspcinfが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=SWSQC)

上記の場合、空き容量(Free size)がおよそ10GBあることを表しています。

[空き容量が5GB未満の場合]

空き容量が5GB未満の場合は、マイグレーション実施前に20GB以上の新しいデータベーススペースを作成する必要があります。Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールから、新規作成したデータベーススペースをイベント格納データベースとして設定してください。

[空き容量が5GB~7GBの場合]

空き容量が5GB~7GBの場合、以下の手順を実施します。

  1. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールからテーブル作成用のパラメタを変更します。

  2. [Analytics システム]-[システム設定]-[データベース管理]-[イベント格納データベース設定]-[JDBC接続URL]の以下のパラメタ値を変更します。

    • CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE=(8,256,25600,128)

    • CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE=(2,2,256,2560,128)

設定例

jdbc:symford://XXX.XXX.XXX.XXX:23451/EVENT;schema=EVENTSCHEMA;ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(512);CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE=(8,256,25600,128);CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE=(2,2,256,256,2560,128)'