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Symfoware Server V11.0.0 解説書
Symfoware

1.3.1 データウェアハウスへの対応

企業の情報戦略にとって重要なことは、基幹システム上にある活用可能なデータをすみやかに収集し、使用目的に応じて仕分け、意思決定のために活用可能な情報に変換して提供することです。

データウェアハウスとは、迅速・的確な意思決定支援のために、企業の基幹システムの中にある膨大な情報を、エンドユーザがいつでも、どのような形でも活用できる情報として提供する仕組みをいいます。この仕組みを実現するため、Symfoware Serverの関連製品を提供します。

データの収集:

Linkexpress、Linkexpress Replication option

OLAP型の情報活用:

Interstage Navigator Server

データマイニング:

Interstage Navigator Explorer Server

Web連携:

Interstage Navigator Websight Server

データウェアハウス関連製品図について、以下に示します。

図1.29 データウェアハウス関連製品図

Symfoware Serverの関連製品の適用では、以下の4つを組み合わせることで、柔軟なデータウェアハウスの構築ができます。

ここでは、OLAPとマイニングを取り上げて説明します。

エンドユーザ主体の情報活用を支援(OLAP)

Linkexpressを使ってデータウェアハウスに時系列的に基幹業務システムで収集されるデータを蓄積し、Interstage NavigatorでOLAPの考えに基づいた情報活用を支援します。

特長を以下に示します。

OLAPの適用例について、以下に示します。

図1.30 OLAPでの適用例

仮説発見や検証といった高度な分析を支援(マイニング)

Interstage Navigator Explorer Serverにより、帳票ベースのOLAPに、ビジュアライザによる探索的データ解析と、データマイニングエンジン、テキストマイニング分析エンジンを融合させることにより、多次元データの傾向、特性や関連性を視覚的に分析することができます。

特長を以下に示します。

マイニングの適用例について、以下に示します。

図1.31 マイニングの適用例