ページの先頭行へ戻る
SystemwalkerService Catalog Manager 運用ガイド技術サービス開発部門編
Systemwalker

2.2 ログインアクセス

ログインアクセスの場合、Systemwalker Service Catalog Managerはログインのときだけ関与します。Systemwalker Service Catalog Managerを経由してユーザーがアプリケーションにアクセスすると、すべてのユーザー管理と認証をSystemwalker Service Catalog Managerの認証管理がおこないます。このアクセス種別でも、利用者単価を利用した料金設定とその課金サービスが使用できます。

次の図に、クライアント、Systemwalker Service Catalog Manager、アプリケーションの間で交わされる処理の流れを示します。


ログイン処理の流れはプラットフォームアクセスの場合とほぼ同じです。違いは、ログインアクセスではアプリケーションがSystemwalker Service Catalog Managerからではなくクライアントからログイン要求を受け取る点と、アプリケーションが外部に公開されている必要がある点です。

ログイン後は、クライアントとアプリケーションとがデータを直接交換します。


注意

  • ログインアクセスとプラットフォームアクセスのどちらを利用すべきか判断できない場合は、プラットフォームアクセスの採用を推奨します。応答速度が問題になりやすいアプリケーションなど、運用中に何らかの問題が発生する場合はログインアクセスに変更してください。

  • アプリケーションはbase URLに対してのデフォルトのコンテンツを準備してください。これは既にSystemwalker Service Catalog Manager にログインされている場合に、アプリケーションのリモートインターフェースに直接アクセスされるためです。base URLは技術サービス定義で指定します。詳細は“付録B 技術サービス定義のXMLファイル要素”を参照してください。


ログアウトとセッションタイムアウト

ユーザーがログアウトした場合、またはセッションのタイムアウトが発生した場合、アプリケーションはその旨をSystemwalker Service Catalog Managerに通知する必要があります。これにより、Systemwalker Service Catalog Managerは該当するユーザーセッションを終了し、Systemwalker Service Catalog Managerのデータベースのセッションデータを更新します。

ログアウト後、アプリケーションは通知によって取得したURLにユーザーをリダイレクトする必要があります。URLはdeleteServiceSessionメソッドにより通知されます。詳細は、“アプリケーション開発ガイド 3.3 ログイン・ログアウトの実装”を参照してください。


注意

ログアウト後は、アプリケーションにユーザーをリダイレクトできません。