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SystemwalkerService Catalog Manager 運用ガイド技術サービス開発部門編
Systemwalker

1.3 統合作業の概要

アプリケーションとSystemwalker Service Catalog Managerのコンポーネントは、以下の図のように統合できます。図の、濃いグレーで示した部分がSystemwalker Service Catalog Managerのコンポーネントです。


プロビジョニングサービスは、Systemwalker Service Catalog Managerからサービスに関しての情報を通知するときに、アプリケーションに対して呼び出すインターフェースです。アプリケーション側では通知を受けるためにWebサービスを実装する必要があります。

認証管理は、ユーザーの認証の管理を行うためのコンポーネントです。アプリケーションに対してログイン、ログアウトが行われた際に、アプリケーションと相互に通信します。

イベント管理は、アプリケーションで発生したイベントを管理するコンポーネントです。アプリケーションは、Systemwalker Service Catalog Managerが提供するイベントサービスのインターフェースを使用して、イベントを通知します。

サービスの操作は、アプリケーションに対する操作(システムのバックアップやシャットダウン、など)をSystemwalker Service Catalog Manager経由で提供する場合に、アプリケーション側に実装するインターフェースです。

アプリケーションの統合は、以下の手順で行います。

  1. アクセス種別の決定

    ユーザーがアプリケーションにどのようにアクセスするのかを決定します。プラットフォームアクセス、ログインアクセス、プロキシアクセス、ダイレクトアドレス、ユーザアクセス、エクスターナルアクセスのいずれか一つを選択します。アクセス種別によって、必要となるアプリケーションの実装や、サービスの提供方法が変わります。

    詳細は、“第2章 アクセス種別の決定”を参照してください。

  2. アプリケーションの開発

    アプリケーションがSystemwalker Service Catalog Managerと通信するためのWebサービスインターフェースを実装します。使用する通信プロトコルはSOAP/HTTPです。アプリケーションがJavaプログラムの場合は、Systemwalker Service Catalog Managerに同梱されているJAX-WSフレームワーク用のライブラリを使用して実装することを推奨します。Java以外のプログラムの場合は、Systemwalker Service Catalog Managerに同梱されているWebサービス定義(WSDLファイル)に基づいてインターフェースを実装する必要があります。

    以下の3つのインターフェースを実装する必要があります。

    各インターフェースの実装が必要かどうかは、アクセス種別により異なります。詳細は、“第2章 アクセス種別の決定”を参照してください。

  3. 技術サービスの提供

    アプリケーションの技術サービスを作成し、サービス提供部門に対して公開します。

    詳細は、“第4章 技術サービスの提供”を参照してください。

  4. サービス仕様の作成と公開

    サービス提供部門は、公開された技術サービスを元にサービス仕様を作成し、サービスポータル上に公開します。

    詳細は、“運用ガイド(サービス提供部門編)”を参照してください。