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Interstage Studio クライアント運用パッケージ V11.0 インストールガイド
Interstage

付録C サイレントインストール

標準インストールやカスタムインストールを利用して本製品をインストールする場合、インストール先フォルダ名やインストールする機能などのインストーラに必要な情報を対話形式で入力する必要があります。
サイレントインストール機能では、インストール時に必要な情報をあらかじめ作成しておいた応答ファイルから読み込むことで、対話形式での情報入力を一切行わずにインストールを行います。

使用上の条件

注意

Windows Vista、Windows Server 2008またはWindows 7で実行する場合

管理者権限が必要であるため、管理者のコマンドプロンプトから実行してください。以下に管理者のコマンドプロンプトの起動方法を示します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム](*)>[アクセサリ]>[コマンドプロンプト] を選択して右クリックします。

  2. コンテキストメニューから[管理者として実行]をクリックします。

  3. ユーザーアカウント制御のダイアログボックスが表示された場合は[続行]をクリックします。

    (*) クラシック[スタート]メニューの場合は、[プログラム]

サイレントインストールの手順

以下の手順でインストールします。

  1. 応答ファイルの作成

    サイレントインストールを実行するためには、インストールに必要な情報が記録された応答ファイルが必要です。インストーラを一度実際に対話形式で実行し、画面の入力情報を記録させます。
    応答ファイルを作成する場合、以下のパラメタでインストーラを起動してください。

    (CD-ROMドライブ)\INST\Disk1\issetup.exe -r

    上記コマンドを実行後、通常のインストール操作と同様にインストールを行ってください。
    インストール後、Windowsシステムルートフォルダ配下にsetup.issという応答ファイルが作成されます。


  2. サイレントインストールの実行

    "1.応答ファイルの作成"で作成した応答ファイル(setup.iss)を、サイレントインストールを実行するコンピュータ上の任意のフォルダに格納し、以下のパラメタでインストーラを起動し、サイレントインストールを行います。このとき、インストール結果を保存するログファイルも指定します。
    応答ファイルのパスおよびログファイルのパスは、絶対パスで指定してください。

    例) 応答ファイルをC:\tmp\setup.iss、ログファイルをC:\tmp\setup.logとする場合

    (CD-ROMドライブ)\INST\Disk1\issilentinstall.exe -r C:\tmp\setup.iss -l C:\tmp\setup.log

  3. インストール結果の確認

    サイレントインストールの結果は、コマンドの復帰値およびログファイルで確認します。
    以下にコマンドの復帰値の意味を記します。

    復帰値

    意味

    0

    インストール成功

    0未満

    (マイナスの数値)

    サイレントインストールに失敗しました。コマンドの復帰値には、ログファイルの"ResultCode"の値が設定されています。原因・対処については"ログファイルの確認と対処"を参照してください。

    1

    サイレントインストールが完了する前にタイムアウト(3600秒)が発生しました。
    サイレントインストールの実行プロセスを確認してください。なお、プロセス名は"setup.exe"または、"_is[X].exe"([X]は1~4桁の16進数)です。
    スペックの低いコンピュータの場合、時間が掛かっている場合があります。この場合、インストールに成功したかどうかは、ログファイルを確認してください。

    2

    ログファイルの読み込みに失敗しました。
    インストールに成功したかどうかは、ログファイルを確認してください。
    なお、ログファイルが存在しない場合、ログファイルの指定が適切でないことが考えられます。この場合、ログファイルの指定を見直して再実行してください。

    3

    ログファイルの解析に失敗しました。
    インストールに成功したかどうかは、ログファイルを確認してください。

    10

    不当なパラメタで実行されました。
    コマンドのパラメタを正しく設定してください。

    11

    インストーラの実行に失敗しました。
    直前にメッセージが出力されている場合は採取して、技術員に連絡してください。

    520

    管理者権限がありません。
    インストール作業は、コンピュータの管理者またはAdministratorsグループのメンバで実施してください。

    522

    システムドライブの容量が不足しているため、FJSVcir(CIRuntime Application)のインストールに失敗しました。FJSVcirをインストールするためにはシステムドライブに100MBの空き容量が必要です。インストールする機能も加算して、システムドライブの容量を確保してください。

    1058

    「アンインストールと管理(ミドルウェア)」、または他の製品のインストーラが起動中です。該当するプロセスを停止させてから再度実行してください。

    その他

    不明なエラーが発生しました。
    以下の資料と直前にメッセージが出力されている場合は採取して、富士通技術員に連絡してください。

    • 復帰値

    • 使用した応答ファイル

    • サイレントインストールのログファイル

    • 環境変数TMPフォルダ配下に出力される以下のファイル

      • f5drinst_1100.log

    • システムフォルダ(通常は、"C:\Windows")配下に出力される以下のファイル

      • isstudioinst.log

      • isstudioinst.cir.log

    • <システムドライブ>:\FujitsuF4CR\cir\logsフォルダ配下に格納される、FJSVcir(CIRuntime Application)のログファイル一式

ログファイルの確認と対処

注意事項