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Interstage Studio ユーザーズガイド
Interstage

8.3.8 JDBC処理をDBアクセスクラスウィザードで自動生成する

標準のワークベンチではDBアクセスクラスウィザードを使うことにより、JDBCによるDBアクセス処理をDBアクセスクラスとして自動生成することができます。

DBアクセスクラスでは、ウィザードで指定された情報にもとづいて検索、挿入、削除、更新の処理がメソッドとして、処理対象となるデータベースのカラムはクラスのフィールドとして展開されます。そのため、DBアクセスクラスを使う場合には、クラスのフィールドに対して値の設定、取得を行いながらメソッドを呼び出すことでDBアクセス処理を行うことになります。

DBアクセスクラスの作成

DBアクセスクラスは、[新規]ウィザードから[Java] > [ソース] > [DBアクセスクラス]を選択し、ウィザードで作成します。ウィザードでの設定は、以下を参考にしてください。

参考

JDBCドライバ2.xを使用する場合は、自動生成されたクラスのconnectメソッドを、同じソース内に記述してある以下のコメント内容と入れ替える必要があります。

// JDBC2.x接続用のconnectメソッドです。
// 既存のconnectメソッドと入れ替え、必要項目を入力する事でデータソースによるアクセスが実行できます。
//public void connect(java.lang.String userName, java.lang.String passWord) throws javax.naming.NamingException, java.sql.SQLException {
//	//データベースに接続します。  
//	java.util.Hashtable env = new java.util.Hashtable();
//	env.put(javax.naming.Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY, "{初期コンテキストファクトリ}");
//	env.put(javax.naming.Context.PROVIDER_URL, "{プロバイダURL}");
//	javax.naming.InitialContext ctx = new javax.naming.InitialContext(env);
//	javax.sql.DataSource ds = (javax.sql.DataSource)ctx.lookup("jdbc/{データソース名}");
//	con = ds.getConnection(userName, passWord);
//	con.setAutoCommit(true);
//}

また、コメント内容との入れ替えの際には、以下のデータベースに接続するための項目を記述し直します。

項目名

記述例

初期コンテキストファクトリ

com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory

(あらかじめプロジェクトのビルドパスにJDBCドライバを登録)

プロバイダURL

SYM://接続先アドレス:ポート番号

データソース名

JDBC/データソース登録ツールで登録した名前