富士通ミドルウェアのパッチはUpdateAdvisor(ミドルウェア)と連携して管理します。以下に全体の流れを以下に示します。
図2.6 富士通ミドルウェアのパッチ管理の概要
最新情報の取得(修正適用管理簿設定ファイル)【インフラ管理者の作業】
インフラ管理者は、最新の修正適用管理簿設定ファイルを、UpdateSiteからインターネット接続端末を使用してダウンロードします。
最新情報の登録(修正適用管理簿設定ファイル)【インフラ管理者の作業】
インフラ管理者は、最新の修正適用管理簿設定ファイルを、管理サーバ上でUpdateAdvisor資産登録コマンドを使用してメディアライブラリに格納します。
パッチ適用状況収集【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】
Systemwalker Software Configuration Managerは、登録されている修正適用管理簿設定ファイルを使用し、各業務サーバからパッチの適用状況を収集します。
最新パッチ公開情報の入手【インフラ管理者の作業】
インフラ管理者は、FSC-NEWS(SupportDeskお客様通知)のメール通知やUpdateSite(富士通SupportDesk Web)を参照して、最新パッチが公開されたことを入手します。
パッチ管理情報取得【インフラ管理者の作業】
インフラ管理者は、管理サーバ上でパッチ管理情報取得コマンドを利用してパッチ管理情報を取得します。
インフラ管理者は、管理サーバから取得したパッチ管理情報と公開パッチ取得ツールを、インターネット接続端末にコピーします。
最新パッチの取得【インフラ管理者の作業】
インフラ管理者は、インターネット接続端末上で公開パッチ取得ツールを使用して、公開パッチをUpdateSiteよりダウンロードします。
修正ファイル登録【インフラ管理者の作業】
インフラ管理者は、ダウンロードしたファイルを、管理サーバ上で富士通ミドルウェア公開パッチ登録コマンドを使用して、メディアライブラリに格納します。
最新パッチ公開メール通知【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】
テナント管理者およびテナント利用者は、Systemwalker Software Configuration Managerより、最新パッチが公開された事をメール通知で受け取ります。
パッチ配付(適用)依頼【テナント利用者/テナント管理者の作業】
テナント利用者またはテナント管理者は、管理コンソールを使用して、業務サーバへ最新のパッチを配付します。
また、パッチ適用までを行う場合は適用スクリプトを登録します。
パッチ配付(適用)【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】
Systemwalker Software Configuration Managerは、指定されたパッチを指定された業務サーバに配付します。
また、適用スクリプトが指定されている場合は、適用スクリプトを実行してパッチ適用を行います。
パッチ適用状況収集【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】
Systemwalker Software Configuration Managerは登録されている修正適用管理簿設定ファイルを使用し、各業務サーバからパッチの適用状況を収集します。
パッチ配付適用確認
インフラ管理者、兼任管理者、テナント利用者、およびテナント管理者は、管理コンソールにログインしてパッチ適用状況を確認します。