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Systemwalker Software Configuration Manager 解説書
Systemwalker

2.2.1 Windows OSのパッチ管理

Windows OSのパッチはWSUSと連携して管理します。全体の流れを以下に示します。


図2.4 Windows OSのパッチ管理の概要


  1. パッチの取得【WSUSでの処理

    WSUSの機能を使用して、Microsoft Updateサイトと同期し、最新のパッチ情報を取得します。

  2. インフラ管理者へのメール通知【WSUSでの処理

    WSUSのメール通知機能を設定することにより、WSUSからインフラ管理者に、新規パッチの同期メッセージがメール通知されます。

  3. 新着パッチの承認【インフラ管理者の作業】

    インフラ管理者は、WSUSで新着パッチの承認処理を実施します。

  4. パッチ情報取得【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】

    Systemwalker Software Configuration ManagerがWSUSから新着パッチ情報およびWSUSでの管理情報を取り出してCMDBに格納します。
    パッチ情報の取得は自動または手動(コマンド)で実施します。

  5. 新規パッチの適用依頼通知【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】

    新規パッチがWSUSで承認されると、各テナント利用者と各テナント管理者に対して、新規パッチの適用依頼のメールが自動で送信されます。メールの送信先は、ServerView Resource Orchestratorで管理されている利用者情報のメールアドレスとなります。

  6. パッチ適用の実行【テナント利用者テナント管理者の作業】

    テナント利用者またはテナント管理者は、管理コンソールにログインして新規パッチを適用します。

    ポイント

    • バッチの配付はWSUSによって行われます。パッチ適用が完了すると適用情報がWSUSに送信されます。

    • 管理コンソールに新規パッチが表示されていても、WSUSのスケジュール設定によっては業務サーバに新規パッチが通知/ダウンロードされていない場合があります。WSUSのスケジュール設定を確認してください。

  7. パッチ適用情報の取得【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】

    Systemwalker Software Configuration ManagerがWSUSからパッチ適用情報を取り出してCMDBに格納します。

  8. パッチ適用状況の参照

    インフラ管理者、兼任管理者、テナント利用者、およびテナント管理者は、管理コンソールにログインしてパッチ適用状況を確認します。