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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)

13.10 テナント

テナントのXML定義は以下のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Tenants>
  <Tenant name="テナント名">
    <DisplayName>表示名</DisplayName>
    <MailAddress>メールアドレス</MailAddress>
    <CutOffDate>締め日</CutOffDate>
    <AccountingMailAddress>課金送付先メールアドレス</AccountingMailAddress>
    <Pools>
      <Pool name="リソースプール名" type="リソースプール種別" label="ラベル">
        <Comment>コメント</Comment>
        <Priority>優先順位</Priority>
        <Attributes>
          <OverCommit>オーバーコミット属性</OverCommit>
          <CalculatedUsing>容量換算方法</CalculatedUsing>
          <Thin>シン・プロビジョニング属性</Thin>
        </Attributes>
      </Pool>
    </Pools>
    <GlobalPoolLinks>
      <GlobalPoolLink>グローバルプール名</GlobalPoolLink>
       ...
    </GlobalPoolLinks>
  </Tenant>
</Tenants>
表13.16 テナントのXML指定項目一覧

要素名

説明

取り得る値、または例

テナント名

(Tenant name)

テナントの名前 (*1)

先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。リソースフォルダーおよびテナント配下には作成できません。

表示名

(DisplayName)

テナントの表示名

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく30文字以内の文字列を指定します。

メールアドレス

(MailAddress)

テナントの管理者のメールアドレス

半角英数字と記号で構成された64文字以内の文字列を指定します。

締め日

(CutOffDate)

課金情報の締め日

日付を示す2桁の数値(1~31)

課金送付先メールアドレス

(AccountingMailAddress)

利用料金の送付先メールアドレス

半角英数字と記号で構成された64文字以内の文字列を指定します。

リソースプール名

(Pool name)

テナントに作成するリソースプールの名前

テナント内に作成するリソースプール名を指定します。

Poolsタグを省略した場合、テナント内にリソースプールは作成されません。

リソースプール種別

(Pool type)

リソースプールの種別

(省略可)

テナント内に作成されるリソースプール種別を指定します。

以下の種別を指定できます。

  • vm(VMプール)

  • server(サーバプール)

  • storage(ストレージプール)

  • network(ネットワークプール)

  • address(アドレスプール)

  • image(イメージプール)

ラベル

(Pool label)

リソースプールのラベル

(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく32文字以内の文字列を指定します。

コメント

(Pool comment)

リソースプールのコメント

(省略可)

日本語(半角カナを含む)、半角文字に関係なく256文字以内の文字列を指定します。

優先順位

(Priority)

リソースプールの優先順位

(省略可)

リソースプールの優先順位を1~10の範囲で指定します。

省略した場合、"5"が設定されます。優先順位は、"1"が最も高く、"10"が最も低い順位です。

オーバーコミット属性 (*2)

(OverCommit)

オーバーコミットの設定

(省略可)

VMプールに対し、オーバーコミットの有効/無効を設定します。
省略時は"false"が設定されます。

  • オーバーコミットを有効にする場合
    "true"を指定します。

  • オーバーコミットを無効にする場合
    "false"を指定します。

空き容量の計算方法 (*2)

(CalculatedUsing)

リソース空き容量の計算方法の設定

(省略可)

オーバーコミットが有効なVMプールに対し、空き容量の計算方法を設定します。
省略時は"limit"が設定されます。

  • 予約値で空き容量を計算する場合
    "reserve"を指定します。

  • 上限値で空き容量を計算する場合
    "limit"を指定します。

シン・プロビジョニング属性 (*2)

(Thin)

シン・プロビジョニング属性の設定

(省略可)

ストレージプールに対し、プロビジョニング属性を設定します。
省略時は"false"が設定されます。

  • シン・プロビジョニング属性を設定する場合
    "true"を指定します。

  • シック・プロビジョニング属性を設定する場合
    "false"を指定します。

グローバルプール名

(GlobalPoolLink)

グローバルプールの名前

(省略可)

テナントのグローバルプールに定義するリソースプール名を指定します。

GlobalPoolLinksタグを省略した場合、テナントのグローバルプールは定義されません。
リソースフォルダー配下にあるリソースプールを指定する場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

*1: 指定したテナント名のユーザーグループも作成されます。

*2: ROR V2.3.0~V3.0.0の管理サーバからアップグレードし、オーバーコミット機能の設定方法の移行手順をしていない場合、設定できません。別途、定義ファイルの編集を行ってください。詳細は、「導入ガイド CE」の「G.1.1 オーバーコミット定義ファイル」を参照してください。