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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 操作ガイド テナント管理者編

8.3.11 L-Platform構成変更

[構成変更]ページを利用して、利用中のL-Platformを構成するシステムの構成変更を行うことができます。

注意

  • [構成変更]ページは、L-Platformの構成変更を行います。ただし、インフラ管理者によって、L-Platformテンプレートの構成変更の許可がされている場合にだけ利用できます。

  • 配備済サーバの構成変更は、対象のサーバの種別および電源状態により、変更できる項目が異なります。

    【仮想サーバの場合】

    • サーバが停止状態

      以下の項目を除き変更できます。

      • ホスト名

      • ストレージプール

      • VMプール

      • システムディスクのストレージプールおよびディスク容量

      • 配備済のデータディスクのストレージプールおよびディスク容量

      • IPアドレス

      • NIC数

    • サーバが起動状態

      以下の項目が変更できます。

      • システム名の変更

      • サーバ名の変更

      • ディスク名の変更

      • サーバ追加

      • ディスク追加

      • 起動優先度の設定

        これらに加え、仮想化ソフトウェアの種別により変更可能な項目があります。詳細を以下の表に示します。

        項目名

        変更種別

        仮想化ソフトウェア

        VMware

        Hyper-V

        RHEL-KVM

        CPU数

        追加

        ×

        ×

        削減

        ×

        ×

        ×

        CPU性能

        追加

        削減

        CPU予約性能

        追加

        削減

        [VMware]
        CPUシェア
        [Hyper-V]
        CPU割当優先度

        追加

        削減

        メモリ容量

        追加

        ×

        削減

        ×

        ×

        [VMware]
        メモリ予約容量
        [Hyper-V]
        起動メモリ容量

        追加

        ×

        削減

        ×

        [VMware]
        メモリシェア
        [Hyper-V]
        メモリ割当優先度

        追加

        削減

        サーバタイプ

        変更

        ○:サーバ起動時に変更可能
        ×:サーバ起動時に変更不可
        -:項目なし、または指定不可能


    サーバタイプを変更すると、以下の項目が同時に変更されます。

    • 冗長性

    • 生存監視

    • サーバの自動解放


    【物理サーバの場合】

    電源状態に関係なく以下の項目だけ変更できます。

    • サーバ名

    • サーバタイプ

    • 起動優先度

  • L-Platformの構成変更完了通知メールが届いたにもかかわらず、L-Platformの変更が行われていない場合には、インフラ管理者に確認してください。この場合、仮想サーバ上での変更処理に失敗している可能性があります。

  • Solarisコンテナ管理のサーバが含まれる場合には、構成変更はできません。

  • サーバタイプを変更すると、以下の項目が同時に変更されます。

    • CPU数

    • CPU性能

    • CPU予約性能

    • CPUシェア/CPU割り当て優先度

    • メモリ容量

    • メモリ予約容量/起動メモリ容量

    • メモリシェア/メモリ割り当て優先度

    • 冗長性

    • 生存監視

    • サーバの自動解放

    冗長性、生存監視、およびサーバの自動解放の設定だけを変更したい場合は、サーバタイプ変更後に、CPUやメモリの項目を再度設定し直してください。

利用中のL-Platformを構成するシステムの構成変更を行うには、以下のように操作します。

  1. [L-Platform詳細]ページを表示させます。
    表示方法は、「8.3.2 L-Platformの詳細情報の表示」を参照してください。

  2. [構成変更]ボタンをクリックして、[構成変更]ページを表示させます。

  3. [構成変更]ページで、必要に応じて、L-Platformの構成を変更します。
    システムの構成の変更に応じて、対応する概算料金が画面の右上に表示されます。

    ポイント

    L-Platformの概算料金は、概算料金の表示機能が有効に設定されている場合にだけ表示されます。
    表示される概算料金は、配備時の価格ではなく、現在の価格で計算されます。

    注意

    配備済のシステムディスクおよび拡張ディスクともに、サイズ、プールの変更はできません。イメージ情報に関係付けられたクローニングイメージがデータディスク付きの場合、配備が完了するまではディスクの増減はできません。

  4. L-Platformの構成が変更できたら、[次へ]ボタンをクリックします。
    [構成確認]ページが表示されます。

    L-Platformの変更前と変更後の差分が以下のように表示されます。

    項目

    表示形式

    変更された項目

    変更された項目の値が赤字で表示されます。変更前の値は[(変更前の値)から変更]として表示されます。

    追加された項目

    追加された要素のあとに「*追加」と表示されます。
    追加された項目の値は赤字で表示されます。追加された項目の背景は赤で表示されます。

    削除された項目

    削除された項目のあとに「*削除」と表示されます。
    削除された項目の背景はグレーで表示されます。

    ポイント

    CSV出力

    [CSV出力]ボタンをクリックすると、[保存先選択]画面が表示され、L-Platformテンプレートの構成をCSVファイルに保存できます。
    CSVファイル名は、デフォルトで次の形式となります。このファイル名は必要に応じて変更できます。

    L-Platform構成(+<L-Platform名>+)_<日付>+.csv

    構成保存

    [構成保存]ボタンをクリックすると、L-Platformの構成が保存されます。
    L-Platformテンプレートが保存されると、[管理]ページでL-Platformテンプレート名の後ろにアイコン()が表示されます。

  5. 表示されるL-Platformの構成を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
    [利用許諾]ページが表示されます。

  6. 表示される利用許諾を確認し、[利用許諾に同意する]チェックボックスをチェックしてから、[作成]ボタンをクリックします。

    ポイント

    申請プロセスが有効に設定されている場合は、[利用許諾]ページで[申込確定]ボタンをクリックすると、[回送画面]画面が表示されます。詳細は、「8.5 申請プロセスの回送先選択」を参照してください。

    L-Platformの変更申請が受け付けられると、[完了]ページが表示されます。

    • 申請プロセスが有効に設定されていない場合

      以下のメッセージが表示されます。
      「L-Platformの構成変更依頼を完了しました。構成変更処理は完了するまでに時間がかかります。」

    • 申請プロセスが有効に設定されている場合

      以下のメッセージが表示されます。
      「L-Platformの構成変更依頼を完了しました。構成変更処理は承認または審査後に行われます。」

ポイント

L-Platformが変更されると、申請者にL-Platform構成変更完了通知メールが送信されます。

L-Platformの変更に失敗すると、申請者、インフラ管理者にL-Platform構成変更失敗通知メールが送信されます。この場合は、対処についてインフラ管理者に確認してください。